核兵器の使用に言及する北朝鮮をけん制するため、韓国軍が、北朝鮮への使用を想定した空対地ミサイルの発射訓練の映像を公開しました。
韓国軍はきょう、黄海の上空で空対地誘導ミサイル「タウラス」の発射訓練を行ったとして、映像を公開しました。
映像では、戦闘機から発射された「タウラス」が目標に突き刺さるように命中し、爆発しています。
「タウラス」の射程はおよそ500キロで、韓国軍は「北朝鮮に挑発の兆候があれば、敵の防空網の外から、発射地点と中核となる施設に精密な打撃を与えることができる」と強調しています。
北朝鮮の金正恩総書記は今月、「敵が武力の使用を試みれば、核兵器の使用も排除しない」と演説していて、韓国軍が今回映像を公開したのは、こうした北朝鮮の動きをけん制するのが狙いです。