宇都宮市中心部でクマ目撃“40件以上”「一目で鳥肌が」街中の出現に戸惑い 市立小中学校が臨時休校 猟友会など捜索続ける

北関東最大の都市・宇都宮市の中心部で、おとといからクマの目撃が相次いでいます。市ではきょう、すべての市立小中学校が休校になり、市民生活への影響が広がっています。
きのう未明、宇都宮市中心部にある商店街の防犯カメラの映像です。突然、黒い影が横切ります。
別の映像では、はっきりとクマの姿が確認できます。
撮影した男性
「一目でまず本当に鳥肌が立ちましたよ。怖いっていう印象で。重量感がすごい大きい黒い物体が横切って、一目でクマだってわかりました」
人口50万人を超える北関東最大の都市・宇都宮市でクマの目撃が相次いでいます。
おとといから地元の警察に寄せられた目撃情報は40件以上。いまも猟友会などが捜索を続けていますが、「街中のクマ出現」に戸惑いを隠せません。
栃木県猟友会 宇河支部 稲葉善文さん
「正直言って追い込むしかないんだよね。どっかに追い込んで封じ込める」
栃木県猟友会 宇河支部 手塚悦夫さん
「逃げるしかないですよね、場合によっては」
はじまりは、おとといの朝でした。中心部からおよそ5キロほど離れた公園近くの山林でクマが目撃されたのです。
ところが、およそ14時間後の午後9時すぎ。2キロほど中心部に近づいた消防署付近で目撃情報が寄せられます。それ以降、深夜から明け方にかけて中心部の商店街や住宅街で目撃が相次いだのです。
商店街の店員
「恐ろしい、この街の中に。本当にね、びっくり」
そして、クマは中心部を抜け、南へ。
きょう、JNNが取材したところ、現場周辺にはいたるところにクマの「痕跡」が残されていました。
記者
「こちらの民家の畑にクマの足跡とみられるものが残っています」
同じ地区の別の畑でも見つかっています。
こちらの女性はきのう、自宅近くでクマを撮影していました。
クマを撮影した住民
「下手には外に出ない方がいいのかなっていうふうには思うんです」
教育現場にも影響が出ています。宇都宮市教育委員会は、けさ、94あるすべての市立小中学校を臨時休校に。
近くの大学に通う大学生
「今日の朝、7時くらいにメールきたんで。大学が休講になった。かなり不安は感じていますね」
こちらは市内のホームセンター。「クマを撃退するスプレー」を買う人が急激に増えたといいます。
ホームセンター・カンセキ 中野秀則さん
「普段ですと、月に1、2本売れればいいんですが、昨日から今日にかけて10本以上は売れている」
宇都宮市はクマを見かけた場合は決して近づかず、できるだけ建物などに避難するよう注意を呼びかけています。