ノーベル化学賞に硤合憲三さん 各地で祝福の声 個別インタビューで語った「自身の研究」と「12月の授賞式」
今年のノーベル化学賞に選ばれた東京理科大学の硤合憲三さん。きょう午後、JNNの個別インタビューに応じました。自身の研究や12月の授賞式についても思いを語りました。
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東京理科大学名誉教授 硤合憲三さん
「小学生のお子さんでも、左手を鏡で映したら右手の格好になる」
受賞決定から一夜明け、花道で迎えられた東京理科大学・名誉教授の硤合憲三さん(76)。
東京理科大学名誉教授 硤合憲三さん
「このたび、ノーベル化学賞を受賞することになりまして。学生諸君、教員のメンバーと一生懸命やって…」
涙ぐみながら、感謝の言葉を語りました。
東京理科大学名誉教授 硤合憲三さん
「理科大の学生諸君、スタッフで見つけた、その点で大学の皆さんに感謝するとともに、個人的にそれが内心嬉しい、嬉しいですね。やっぱりサイエンス、価値があることだと」
硤合さんが発見したのは「不斉自己触媒反応」です。「1世紀以上にわたる化学の謎」に答えを示したとされる研究とは、どのようなものなのでしょうか。
自然界の物質には、「右手」と「左手」のように鏡に映したような2つの異なる型をもつものがあり、生き物の体をつくるアミノ酸は片方の型に偏っています。偏りが生じる理由について、“長年の謎”とされてきました。
一方、人工的な化学物質はそれぞれの型が同じ割合でできますが、硤合さんは世界に先駆け、片方の偏りを増幅させる化学反応を実現。「硤合反応」と呼ばれるこの新たな手法の発見が、今回評価されたのです。
「右手型」か「左手型」かによって薬になったり、毒になったりすることも多いことから医薬品の開発・製造に役立つことが期待されています。
同窓会 槙本良二 会長
「本当におめでとうございます」
受賞決定を祝う声は各地であがっています。高校時代の同級生は、硤合さんは学生時代、「大人しく寡黙だった」そうですが、数学の成績はずば抜けていたといいます。
高校の同級生 岡田勝己さん
「(授業中に)数学の質問をするわけだが、質問していることがどういうことなのか分からない、僕らが聞いていても。5、6分繰り返されるというか。それはまあ『硤合時間』みたいなもの」
それでも成績の良さをひけらかすことはなく、“何事にも一生懸命”だったといいます。
きょう午後、硤合さんがインタビューに応じました。