IT分野やビジネス用語で1番目を言うのが「プライマリー」です。
これら「プライマリー」は「基本的な」「初歩的な」という意味の他に「最初」「第一」「根本」「基礎」という意味を持ちます。
今回はそれら「プライマリー」という言葉について解説します。
ここではその意味はもちろん使用する場面についても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
「プライマリー」とは
まずは「プライマリー」の意味について見てみましょう。
「プライマリー」の意味
「プライマリー」はIT分野やビジネス用語で1番目を意味する言葉です。
これら「プライマリー」は「基本的な」「初歩的な」も指します。
このように形容詞として使用されることの多い言葉です。
ただし「最初」「第一」「根本」「基礎」という名詞でも使用されます。
他にも「主要な」「主な」という意味もあるため、その意味は意外にも幅広いです。
「プライマリー」の由来
「プライマリー」は英語の「primary」から来ています。
この英語には「原始的な」「初期の」という意味があります。
これらはいくつかの選択肢がある中で「スタートで選ばれるもの」や「メインで選ばれるもの」を意味する表現です。
なお、日本語でもそのままの意味で使用されます。
「プライマリー」の関連用語と類義語
ここからは「プライマリー」の関連用語と類義語をまとめます。
関連用語:「セカンダリー」「ターシャリ」「クォータナリ」
「プライマリー」の関連用語には「セカンダリー」「ターシャリ」「クォータナリ」があります。
「セカンダリー」は2番目を意味する言葉となります。
主にその意味は「予備的な」「準備的な」となるのが特徴です。
要は「プライマリー」がメインであれば「セカンダリー」はサブとして扱われます。
「ターシャリ」は3番目を意味する表現です。
「クォータナリ」は4番目を意味する表現です。
どちらも「プライマリー」や「セカンダリー」とセットで使用されることが多いかもしれません。
類義語:マスター
「プライマリー」の類義語は「マスター」となります。
「マスター」とは本来「主人」という意味を持つ言葉です。
IT分野では同じものが複数ある場合に「優先されるもの」「元になるもの」「制御するもの」を区別するために使用されます。
なお「セカンダリー」に相当するのは「スレーブ」となります。
「スレーブ」とは本来「奴隷」という意味を持つ言葉です。
IT分野では「マスター」の対義語として使用されます。
これらは同じものが複数ある場合に「主系統に従属するもの」「複製されたもの」「制御されるもの」を意味することが多いです。
「プライマリー」を含む語句
最後に「プライマリー」を含む語句を見てみましょう。
プライマリーバランス
「プライマリーバランス」とは基礎的な財政収支のことです。
主にこれらは国や自治体などの財政収支を意味することが多いです。
これら「プライマリーバランス」がプラスであれば、国債の発行に頼らずにその年の国民の税負担などで国民生活に必要な支出が賄えている状態を意味します。
逆に「プライマリーバランス」がマイナスであれば、国債などを発行しないと支出を賄えない状況を意味します。
プライマリーデータ
「プライマリーデータ」とは調査したデータや自社のデータのことです。
街角のインタビューやアンケート、テストマーケティングなどのリサーチによって得た生のデータのことを言います。
要は独自に持っているデータのことを意味する言葉です。
プライマリーケア
「プライマリーケア」とは受診しやすいヘルスケアサービスのことです。
患者が抱える問題に総合的・継続的に対処できることを言います。
これは主に臨床医が家族や地域という枠組みの中で的確に診療する医療を言う言葉です。
プライマリーナーシング
「プライマリーナーシング」とは患者中心の看護を実現するシステムのことです。
患者の看護に対して責任を持って親身に対応することを言います。
これは主に看護師が責任を持って質の高い医療を提供することを言う言葉です。
まとめ
「プライマリー」は1番目のことを意味する言葉です。
これらはIT分野やビジネス用語として使用される言葉となります。
その場合は「基本的な」「初歩的な」という形容詞的意味だけでなく「最初」「第一」「根本」「基礎」という名詞的意味も持ちます。
これらは何番目を意味するかによって言葉も変わるので、他の表現も覚えておくと便利かもしれません。