![世界記録保持者の男子棒高跳・デュプランティスが苦戦、珍しい失敗も今季最高で優勝 日本勢は入賞ならず【世界室内陸上】](/assets/out/images/jnn/1032153.jpg)
■世界室内陸上 3日目(日本時間3日・4日、イギリス・グラスゴー)
男子棒高跳はA.デュプランティス(24、スウェーデン)が今季最高となる6m05で優勝を果たしたが、普段はあまり見せない珍しい姿を見せた。
6m23の世界記録を持つデュプランティスは5m65を1回でクリア。ところが5m75をパスして臨んだ5m85は2回失敗し浮かない表情。5m95も2回目でのクリアとなるなど序盤から苦しんだ。
今季世界最高となる6m05の1回目は、跳躍できず駆け抜けるなど普段はあまり見せない失敗も。修正して3回目でクリアすると、静かにガッツポーズした。その後は自身が持つ世界記録を1cm上回る6m24に挑戦したが、バーを越えられなかった。世界記録更新はならなかったが、今季最高の6m05で優勝した。
女子60mハードル決勝ではバハマのD.チャールトン(28)が7秒65の世界新をマーク。自身の記録を100分の2秒更新した。
女子走幅跳決勝には日本記録保持者の秦澄美鈴(27、住友電工)が出場。1日付で住友電工への所属を発表した秦は、1回目に記録した6m43(今季自己最高)で9位。4回目以降に進めず、入賞はならなかった。
2月にイランで行われたアジア室内で優勝し、大会連覇を果たしていた男子走高跳の赤松諒一(28、アワーズ)は2m15の9位。女子60mハードルに出場した青木益未(29、七十七銀行 )は予選1組5位の(全6組)8秒13(今季自己最高)。女子三段跳決勝の森本麻里子(28、オリコ)は記録なしに終わった。
【デュプランティス 結果】
5m50 ー
5m65 〇
5m75 ー
5m85 ✕✕〇
5m90 ー
5m95 ✕〇
6m00 ー
6m05 ✕✕〇
6m24 ✕✕✕