侍ジャパン 2024年初陣へ“次世代侍”は「慣れない状況でいかに自分の力を出せるか」明大・宗山が源田から学ぶ

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2024-03-05 18:00
侍ジャパン 2024年初陣へ“次世代侍”は「慣れない状況でいかに自分の力を出せるか」明大・宗山が源田から学ぶ

■侍ジャパン前日練習(5日、大阪府・舞洲)

欧州代表との「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024日本vs欧州代表」を翌日に控えた5日、侍ジャパンのメンバーはホテルでミーティングを行った。井端弘和監督(48)は「今年の秋には最大の目標であるプレミア12があります。この大会で優勝するために最後の強化試合が2試合行われます。いいものを見せてもらえれば嬉しいと思います」と改めて目標を確認した。

さらに「今回は今までと違って4人の大学生が入っています。プロ側は大学生にプロの素晴らしさを見せて欲しいと思いますし、大学生の4人はそれを1年間、更なるレベルアップに繋げて欲しいなと思います。プロの選手は大学生に今まで以上のコミュニケーションを宜しくお願いします」と次世代侍ジャパンの育成も期待していた。

すると練習前のアップの時、明治大の宗山塁(3年)は同じショートで左打ちの中野拓夢(27、阪神)に話しかけるなど積極的にコミュニケーションをとり、身振り手振りでバッティングなどを教えてもらっていた。「実際一緒に動いたり、コミュニケーションとっていろんなことを話しながら、実際プレーも見て肌で感じたのは良かったなと思います」と振りかえった。

ウォーミングアップでは大学生4人がバラバラになり、プロに混ざって練習。 西川史礁(3年、青学大)が入る位置に迷っていると中野が手招きして教えていた。中村優斗(3年、愛工大)は森下暢仁(26、広島)とキャッチボールを行い、終了後にはボールの回転、ボールの握り方などを教わり笑顔を見せていた。

大学2年の春に首位打者のタイトルを獲得した宗山、定評のある打撃練習ではコースに逆らわないバッティングを披露。逆方向に鋭い打球を放っていた。守備練習では2023年ゴールデングラブを獲得した源田壮亮(30、西武)、中野と練習。源田から声をかけられると宗山は笑顔で答えるなど終始、笑みが絶えなかった。

約10分間のノックが終わっても野球の話は続き、小園海斗(23、広島)も加わるとお互いのグラブを見せあったりしていた。「どんなグラブを使っているのかと、はめさせてもらったり、自分のを見てもらったりしていろいろ意見交換した」と話し、一緒にプレーした源田は「凄く野球についてしっかり頭をつかって普段からやっているんだなって会話からわかった」と宗山の素質を誉め、「契約金1億円の年俸1600万円(ドラフト1位)は決まってるもんねという話はみんなしてました(笑い)」と緊張感をほぐす会話もしていた。

「最高の準備をして、自分の持っているものを出せるように、慣れない状況かと思いますけど、そこでいかに自分の力を出せるかと思いますのでいい準備をしたい」と宗山は明日からの欧州代表との一戦に決意を語った。

【侍ジャパンメンバー】※名前の前の数字は背番号

■投手
11 山下舜平大(21、オリックス)
13 宮城大弥(22、オリックス)
15 松山晋也(23、中日)
16 種市篤暉(25、ロッテ)
18 森下暢仁(26、広島)
19 金丸夢斗(3年、関西大)
20 栗林良吏(27、広島)
21 隅田知一郎(24、西武)
23 渡辺翔太(23、楽天)
28 中村優斗(3年、愛工大)
59 根本悠楓(20、日本ハム)
61 平良海馬(24、西武)

■捕手
22 古賀悠斗(24、西武)
31 坂倉将吾(25、広島)
50 山本祐大(25、DeNA)

■内野手
6 源田壮亮(30、西武)
7 中野拓夢(27、阪神)
10 宗山塁(3年、明治大)
24 紅林弘太郎(22、オリックス)
25 石川昂弥(22、中日)
51 小園海斗(23、広島)
55 村上宗隆(24、ヤクルト)

■外野手
1 森下翔太(23、阪神)
3 西川史礁(3年、青学大)
8 近藤健介(30、ソフトバンク)
9 塩見泰隆(30、ヤクルト)
60 田村俊介(20、広島)
66 万波中正(23、日本ハム)

【日程】
3月6日(水)19:00~ 日本 vs 欧州代表
3月7日(木)19:00~ 欧州代表 vs 日本

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