スマホや自転車など身近なものが、対象となりうる「補助金」や「助成金」。申請で、お金がもらえる意外なケースを解説します。
【写真を見る】意外な“給付金・補助金” 申請でもらえる場合も【Nスタ解説】
スマホ購入で最大3万円の補助も
南波雅俊キャスター :
様々な補助金や助成金がありますが、調べてみると本当にたくさんあるんです。
「補助金ポータル」によりますと、申請すればもらえるお金は1万3000以上あるということで、身近な“もらえるお金”を調査してみました。
まずは、文京区でスマートフォンの購入をすると、最大2万円が補助されるというものです。
対象はスマートフォンを初めて持つ65歳以上の方で、3月29日までに申請をするとのことです。
年度が替わると、なくなってしまう可能性もあるということです。
目的としては、行政サービスのデジタル化で、情報格差を無くすということです。
この他にも、江戸川区でスマートフォンの購入をすると、最大1万円が補助されるというものです。
こちらは年齢制限がありません。スマートフォンを持っていない世帯で、1世帯につき1台分が補助されます。
3月31日までに申請をするということです。こちらも、情報格差の解消が目的です。
この他、スマートフォンに関しては様々な自治体が出てきました。
ご紹介した東京の二つの区に加えて、埼玉県秩父市では、60歳以上で最大3万円。
茨城県の下妻市では、65歳以上で最大2万円。常陸太田市では、65歳以上で最大3万円の補助があるということです。
情報入手のコツは?
南波キャスター :
“もらえるお金”の情報をどうやって調べればいいのか、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんによりますと、「自治体のホームページや広報誌をチェックする。補助金などを検索できるウェブサイトやアプリもある」ということでした。
例えば、ウェブサイトに関しては「補助金ポータル」というものがあります。掲載数が豊富で、有人のチャットでの対応も可能ということです。
あとは、家計簿アプリ「Zaim」というアプリです。年収・住所・家族構成を打ち込むと、自分に合った補助金を自動で表示してくれるということです。
検索するときのコツもあります。
検索エンジンで検索する場合に、例えば、港区で防犯カメラを設置するとした場合、通常は、「港区 補助金 防犯カメラ」というふうに打つことが多いと思うんですが、これでヒットしない場合は、「港区 補助金 防犯対策」というように、「物」から「目的」に変えていくといいそうです。
緑化や宅配ボックスにも補助金が
南波キャスター :
庭に緑を植えるとお金が補助してもらえるケースもあります。
東京都の31の自治体では、木を植える、プランターを置く、壁面を緑化するなどで補助金が出るそうです。
あとは宅配ボックスを設置するとお金がもらえるということで、東京・葛飾区では、ネット接続なしで最大5万円、ネット接続ありだと最大15万円がもらえるということです。
再配達することで環境に負担がかかることを防ぎたいという狙いがあるそうです。
あと、兵庫県姫路市では、マッチングアプリでお金がもらえるそうで、少子化・晩婚化対策だそうです。
ゼクシィ縁結び3か月プランは通常だと1万1000円以上かかるプランが、20代は0円、さらに30代は3160円で入れるということです。
ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんは、「高齢者・子育て世帯には支援が手厚い場合が多いので、要チェックしてください」としています。
