食料廃棄、すなわちフードロスは、現代社会における深刻な問題の一つとなっています。飢餓に苦しむ数百万人の存在する一方で、我々の日常生活では食料が無駄にされる光景が少なくありません。この無駄な消費と資源の浪費が、地球環境に与える影響は計り知れません。
このような中、味の素株式会社は、フードロス削減につながるレシピの認知を高め、家庭で実践いただくことを目指して、2024年1月9日(火)から2月29日(木)の期間に開催した“\日本全国 ご当地対抗!フードロス削減/「捨てたもんじゃない!」グルメグランプリ”の結果を発表しました。
各地域からユニークな料理が集まったこのグランプリ。果たしてどのような結果になったのでしょうか。料理好きの皆さん、ぜひご注目ください!
「捨てたもんじゃない!」グルメグランプリ
「捨てたもんじゃない!」グルメグランプリは、全国47都道府県の自治体と味の素株式会社が連携し、ご当地食材を無駄なく活用する47レシピを開発し、レシピを活用したグルメに「食べてみたい」「応援したい」などを基準にした一般投票を募集したものです。
グルメグランプリには、全体で252,634票が集まり、72,022票を獲得した岩手の「わかめナムルおにぎり」がグランプリに輝きました。
グランプリに輝いた岩手のご当地食材・わかめを使った「ごはんとわかめは余らせない!わかめナムルおにぎり」には、投票者から「家にあるもので簡単に作れた」「次は白ゴマを入れてアレンジしてみたい」などのコメントが寄せられ、手軽に試せる点などが評価されました。
「捨てたもんじゃない!」グルメグランプリ特設WEBサイト
https://park.ajinomoto.co.jp/special/tgtw/gourmet-gp/
グランプリ発表
【グランプリ】岩手「ごはんとわかめは余らせない!わかめナムルおにぎり」
わかめが主役のやみつきおにぎりレシピ。地元の食材を活用して簡単に作れる点などが評価されました。
ごはんとわかめを組み合わせた素晴らしいアイデアですね。栄養価が高いわかめが、おにぎりに風味と栄養を加えてくれます。おにぎりにすることで持ち運びもしやすく、お弁当にもぴったりの健康的な食事ですね!
投票数:72,022票
ご当地食材:わかめ
ご当地キャラ:たかたのゆめちゃん
【2位】佐賀「使い切り!玉ねぎの海苔ナムル」
海苔と玉ねぎを丸ごと使い切るレシピ。食感や香りを楽しむことができる点などが評価されました。
手軽に調理できる上に無駄がない使い切りサイズなので、忙しい日々にもぴったりですね。
投票数: 71,716票
ご当地食材:海苔
ご当地キャラ:有明ガタゴロウ
【3位】香川「1玉使い切り!うどんかりんとう」
うどんがお菓子になる意外なレシピ。大好きなうどんを最後の1本までおいしく食べられる点などが評価されました。
こちらはさすが香川県!と思う商品。うどんがお菓子のかりんとうに大変身!?どんな食感なのか是非食べてみたいです。
投票数: 53,198票
ご当地食材:うどん
ご当地キャラ:うどん脳
【4位〜10位】
グランプリに輝いた岩手のマスコットキャラクターたかたのゆめちゃん
<岩手県 陸前高田市観光交流課 熊谷 直樹氏コメント>
「全国で様々なおいしいものがある中で、まさか三陸のわかめでグランプリを取れるとは思っていなかったので率直に驚きました。陸前高田市はわかめの生産が盛んで、肉厚で歯ごたえのある食感が特徴的です。加えて市のブランド米である『たかたのゆめ』は冷めてもおいしいという特徴もあるので、まさに岩手の食材や良さを活かせるレシピだと思います。地元の人でも、わかめのナムルをおにぎりの具として使うという発想はなかったので、新しい発見に繋がりました。ぜひ、全国のみなさまにも味わっていただきたいです。」
<「捨てたもんじゃない!」グルメグランプリ担当 当社調味料事業部販売総括グループ 淡川 彩子氏コメント>
「”『捨てたもんじゃない!』グルメグランプリ”を通じて、47都道府県の自治体さまと共に開発したご当地食材をおいしく使い切るグルメを一部、店頭でも紹介することができ、とても嬉しく思います。また、ご当地キャラやファンのみなさまには、SNSで本グランプリを盛り上げていただきました。担当者として、毎日ワクワクしながらランキングを確認していました。ご参加いただいたみなさまには、合計25万を超えるご投票をいただき、誠にありがとうございました。
当社はこれまで様々な施策を通じてフードロス削減に取り組んでまいりましたが、今後も、『捨てたもんじゃない!』の想いと共に、おいしく・楽しく・簡単に食材を使い切るレシピやアイデアをお届けしてまいります。」
【フードロスの現状と味の素株式会社「TOO GOOD TO WASTE ~捨てたもんじゃない!~」について】
日本における2021年度のフードロス量は、年間523万トンで、そのうち一般家庭から出る量は年間244万トンと約47%を占めます。政府では、食品ロス削減のために何らかの行動をしている国民の割合を、2025度までに80%以上とすることを目標としています(2022年度は76.9%)※。
※出典:消費者庁消費者教育推進課 食品ロス削減推進室 食品ロス削減関係参考資料(2023年6月9日版)
味の素株式会社では、ただ無駄を出さないだけでなく、捨てられているものに新しい価値を見出したり価値を高めていくことで、限りある食資源を最大限に活かしきる。この考え方のもと様々な取組みを行っています。「TOO GOOD TO WASTE ~捨てたもんじゃない!~」は、製品の製造過程で発生するフードロスの削減や、家庭内でのフードロス削減を目標とした活動全般を含む、味の素株式会社のフードロス削減プロジェクトです。
「捨てたもんじゃない!」WEBサイト:https://park.ajinomoto.co.jp/special/tgtw/
フードロスの削減は、私たち一人ひとりの心がけや、政府・企業の取り組みによるものだけでなく、社会全体の温かい協力が必要です。食料を大切に使い、持続可能な食糧システムを構築することは、私たちの共通の目標です。皆が手を取り合って、未来のために貢献しましょう。