![元祖・山の神、今井正人氏が母校順大のコーチに就任「嬉しさがこみ上げると同時に身の引き締まる思い」](/assets/out/images/jnn/1050860.jpg)
順天堂大学は13日、陸上競技部長距離ブロックのコーチに、同校OBの今井正人氏(39)が4月1日付けで就任することを発表した。同じくOBの田中秀幸(33、トヨタ自動車)も同日付でコーチに就任する。
今井氏は順大時代に箱根駅伝に出場し、1年生でエース区間の2区に出走。その後、3年連続で5区を走り区間賞を獲得、山のぼりに強い選手として元祖「山の神」と呼ばれた。大学卒業後はトヨタ自動車九州に入社し、マラソンに挑戦。2014年の別府大分毎日マラソンで2時間09分30秒をマークし2位、初のサブテンを達成した。
今年2月25日に開催された日本選手権クロスカントリーを最後に現役を引退。引退後は指導者として後進の育成にあたる予定としていた。
田中は2013年、大学4年時に出場した箱根駅伝で8区区間賞。卒業後はトヨタ自動車に進み元日に行われるニューイヤー駅伝で2度区間賞を獲得するなどしている。
今井氏はトヨタ自動車九州株式会社から、田中はトヨタ自動車株式会社から出向し、同大のスポーツ健康科学部非常勤講師となる。
【今井正人氏コメント】
2024年4月1日付で、順天堂大学陸上競技部長距離ブロックコーチを拝命いたしました。伝統ある母校の陸上競技部コーチに就任させていただけることに、嬉しさがこみ上げると同時に身の引き締まる思いです。長門駅伝監督率いる順大長距離ブロックをしっかり支え、世界で闘える選手育成を目指すと共に、一人の人間として成長するサポートに全力で尽力いたします。また、私自身も常にチャレンジ精神を忘れず、選手と共に成長していけるように取り組んでまいります。
【田中秀幸コメント】
4月1日より、長距離ブロックのコーチに就任致します田中秀幸です。コーチという立場から新しい風を吹かせ、"真の強さのある選手"と"誰からも愛される順大"を目指し、精一杯努めさせて頂きます。応援の程、宜しくお願い致します。