ゴルフの香川友(15)が13日、史上最年少でプロに転向した。この日、千葉・野田市内の中学校で卒業式後に取材に応じた香川は「まずは卒業できて嬉しい」と笑顔を見せた。
【写真を見る】【ゴルフ】史上最年少プロ誕生 15歳・香川友「夢はマスターズ優勝と世界ランク1位」中学校卒業式終え決意語る
父・正宏さんが経営するゴルフ場で1歳からクラブを握ってきた香川は、13歳で国内男子ゴルフツアーの関西オープンに出場。飛距離は300ヤードを超え、ヘッドスピードもトッププロ並みを誇る。その一方で得意とするのは近距離のショットだ。6歳の時にPGAツアーを現地観戦した際にボールをくれたという、マスターズ優勝3回のフィル・ミケルソン(53)に憧れている。
史上最年少でのプロ転向も「今後もいつも通りやっていけばいいな」とこれまで通りを強調。「先ずは予選通過と、それからどんどん上を目指して。マスターズ優勝と世界ランク1位を目指して頑張りたいと思います」と夢を語った。
ここまで二人三脚で歩んできた正宏さんは「みんな良い友達が迎えてくれて感謝している」。今後も、「今まで通りの練習をして、今まで通りやっていって、試合に出るときのリズムとか経験を少しずつ覚えながらやっていきたい。日本ツアーに出て予選通過をして、早めに優勝したい」と話した。
香川と一緒に卒業式に出席した幼なじみの小川恭甫さんは「見てないうちにどんどんうまくなってすごい」と親友の成長に目を丸くする。普段は「おもしろくて話しかけてくれる友達」だといい「ここまで来たのでプロでもトップレベルの実力をつけてほしい」とエールを送った。
■香川友(かがわ・とも)
2008年7月31日生まれ、千葉県出身。身長175cm、体重105kg
1歳でゴルフを始める。小学6年生でフィリピンアマチュア選手権で史上最年少予選通過を果たす。プロも出場したATPゴルフツアーで最年少優勝。13歳で国内男子ゴルフツアー関西オープンに出場。2023年10月のACNチャンピオンシップは予選落ち。