![【巨人】阪神に完封負けで今季初黒星 8回中川が森下に痛恨3ラン被弾 打線が11残塁の拙攻 高橋礼6回1安打無失点も援護なく](/assets/out/images/jnn/1085002.jpg)
■プロ野球 巨人 0ー 5 阪神(31日 東京ドーム)
巨人は阪神に完封負けで開幕カードを2勝1敗で終えた。両先発の好投もあり7回まで両チーム無得点と緊迫の投手戦。しかし8回に3番手・中川皓太(30)が3番・森下翔太に痛恨の先制3ランを浴び、プロ野球記録の開幕から25イニング連続無失点がストップ。
9回にも5番手・松井颯(23)が小幡竜平に1号ソロを浴びるなど2点を失い計5失点。一方の打線は最後まで得点を奪うことができず完封負け。先発の高橋礼は6回1安打無失点の快投も援護なく今季初勝利はお預けとなった。
先発はソフトバンクからトレード移籍のアンダースロー・高橋礼(28)。立ち上がりは2死から3番・森下に四球を与えるも、4番・大山を三ゴロに打ち取り無失点。
打順は2試合連続同じスタメンだったが、この日は梶谷隆幸(35)に代わり3番に長野久義(39)がレフトで今季初スタメン。長野は阪神先発・才木浩人に対し昨季8打数4安打、打率.500と好相性。ライトには丸佳浩(34)が7番で入った。
初回の攻撃は3者凡退も、2回先頭の4番・岡本和真(27)が四球で出塁。しかし坂本勇人(34)が中飛、大城卓三(31)が遊飛など後続が続かず。
高橋は3回まで1安打1四球無失点と上々の立ち上がり。これでセ・リーグ新記録の開幕から21イニング連続無失点となった。
3回には先頭の吉川尚輝(29)が右前安打、2死となるも吉川の盗塁や、門脇誠(23)、長野が連続四球で満塁も岡本和が空振り三振に倒れ先制ならず。
さらに4回にも1死から大城卓の右前安打、丸が四球、吉川が右前安打で満塁も、9番・高橋礼が三ゴロ、1番・佐々木俊輔(24)が三邪飛に倒れ無得点。2イニング連続の満塁の好機を生かせず。
5回も両チーム無得点、昨日と同様5回までゼロ行進が続く。
ここまで1安打無失点の高橋礼は、6回も1番・近本からの上位打線を内野ゴロ3つで3者凡退。6回86球1安打2四球1奪三振無失点、内野ゴロ10個、フライアウト7つと持ち味を発揮。
6回の攻撃は先頭・坂本が四球、2死となるも吉川が右前安打でつなぎ一、三塁。ここで好投の高橋礼に回り、代打・梶谷隆幸(35)が送られるも一ゴロでまたしても2者残塁。
7回からは2番手・バルドナードが登板。大山を空振り三振、佐藤輝は三飛、代打・ノイジーに四球を与えるも7番・梅野を空振り三振に打ち取り、開幕から25イニング連続無失点のプロ野球記録に並ぶ。7回の攻撃は2番手・桐敷拓馬に対し1番・佐々木に代打・浅野翔吾も中飛など3者凡退。
8回は3番手・中川皓太が代打・小野寺、近本の連打などで2死一、三塁のピンチ。ここで今季安打のない森下を迎えるも、初球を左中間スタンドへ運ばれる3ランとなり0-3。開幕から26イニング目での初失点は痛恨の一発となった。
8回の攻撃は3番手・ゲラに対し、先頭の岡本和が左前安打、坂本は三振も、大城卓が右前安打でつなぎ1死一、三塁。丸は二ゴロで2死も、この日猛打賞の吉川を迎え期待がかかるも、遊ゴロに倒れ無得点。
9回には5番手・松井颯が代打・糸原の二ゴロ間、小幡の1号ソロなどで2点を失い0-5。9回の攻撃は守護神・岩崎優に抑えられゲームセット。