![バド世界ジュニア女王・宮崎友花がオルレアンマスターズ優勝から帰国 今後は上位と対戦「初めてがたくさんある」](/assets/out/images/jnn/1089862.jpg)
バドミントン女子シングルス日本代表の宮崎友花(17/柳井商工高)が2日、およそ3週間のヨーロッパ遠征から羽田空港に帰国した。Super300で初優勝を果たし、今後は世界のトップ選手との戦いが始まることについて「初めてがたくさんあると思うのでチャレンジしていきたい」とロス五輪、期待の星は心を躍らせる。
宮崎は1週目のオルレアンマスターズ(3月12日~3月17日、フランス)で、相手の棄権を除き、全てストレートで勝利。Super300のレベルで初優勝を果たし「思った以上の結果が出て嬉しかった」と振り返った。
翌週のスイスオープン(3月19日~3月24日)でも、勢いそのままに2回戦で16年リオ・銀メダル、21年東京・銅メダルと五輪で2大会連続メダルを獲得しているインドのシンドゥ・プサルラ(世界ランク11位)、準々決勝で日本の大堀彩(世界ランク12位)を撃破。準決勝はリオ五輪・金メダルのC.マリン(世界ランク5位、スペイン)に敗れはしたがベスト4入りと健闘した。宮崎は「身長が高くて取りにくい球も多かったが、思った以上に足が動いて食らいつくことができた。自分の球も効いていたと思う」とトップ選手との戦いに大きな収穫を得た。
最終週となるスペインマスターズ(3⽉26⽇ ~3⽉31⽇)は初めての長期遠征で疲労がピークをむかえ1回戦で敗退。「スペインマスターズまで体がもたなかった所は反省」と体力面での課題が大きく表れた大会だった。
今年、A代表に初選出された宮崎はこの遠征で世界ランクを36位から25位にアップさせた。32位以上が出場できるワールドツアーのSuper750、1000に出場が可能となり「これから初めてがたくさんあると思うので、チャレンジしていきたい」といよいよ本格的に世界のトップとの戦いが始まる。
【宮崎友花】
2006年8月17日生まれ 山口県・柳井商工高(3年)在学中。
小学1年生から母に勧められてバドミントンを始める。2022年、世界ジュニアの女子シングルスで優勝。奥原希望(太陽ホールディングス)・山口茜(再春館製薬所)・郡司莉子(再春館製薬所)以来日本勢4人目。