きょう午前、宮崎県で震度5弱を観測したマグニチュード5.1の地震について、気象庁は地震の規模が小さく、南海トラフ地震の発生する可能性が普段と比べて高まっているとは考えていないとしています。
きょう午前10時25分、鹿児島県の大隅半島東方沖を震源とする地震が発生し、宮崎県日南市で震度5弱の強い揺れを観測しました。
地震の規模を示すマグニチュードは5.1と推定されます。
この地震と南海トラフ地震との関連について、気象庁は▼南海トラフ地震の想定震源域からやや外れていること、▼マグニチュードも「南海トラフ地震臨時情報」を発表する基準となっているマグニチュード6.8と比較して、今回の5.1はかなり小さいとしています。
気象庁地震火山部 青木重樹 地震津波対策企画官
「かなり小さい地震ですので、この地震の発生に伴ってですね、南海トラフ地震がですね、通常時と比べて発生の可能性が相対的に高まったとは考えておりません」
気象庁は揺れの強かった地域では、地震発生からおよそ1週間は今回と同じ最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。