![大谷翔平 3試合ぶり3号&自己最長の5試合連続マルチ、攻められた内角高めを即修正 直近2試合5本のヒットは全て長打](/assets/out/images/jnn/1102978.jpg)
■MLB ツインズ 2-4 ドジャース(日本時間9日、ミネソタ州ミネアポリス・ターゲット・フィールド )
ドジャース・大谷翔平(29)が9日(日本時間)、敵地ツインズ戦に「2番・DH」でスタメン出場し、5打数3安打1打点、自己最長5試合連続マルチヒット、今季初の3安打、そして3試合ぶりの3号ホームランと好調ぶりをアピールした。
自己最長の4試合連続マルチヒットをマーク、直近4試合で17打数8安打、打率は.471、2本塁打、4打点と打撃が上向き状態になってきた大谷。現在、ア・リーグ中地区4位のツインズと対戦。先発は2021年に一度だけ対戦し、2打数1安打1三振だったB.オーバー(28)。
1回、無死一塁で敵地でブーイングを受けての第1打席、カウント2-2から外角高め92マイル(148キロ)のストレートを振り遅れず完璧にとらえ、センターオーバーのツーベースで5試合連続安打でチャンスメイク。続く3番・F.フリーマン(34)がセンターへ大きな犠飛、3塁走者のM.ベッツ(31)が先制のホームを踏んだが、2塁走者の大谷はスタートを切らず、珍しい判断ミスをした。
3回の第2打席、ツインズバッテリーは1球目から3球連続で内角高め攻め、カウント2-2から最後も内角高め86マイル(138キロ)のカットボールで詰まらされセンターフライに倒れた。
1対2とリードされた6回の先頭打者で迎えた第3打席はツインズ2人目、左腕S.オカート(32)と対戦。その1球目、内角高め93マイル(150キロ)のシンカーをレフト線へのツーベース。前の打席で打ち取られた内角高めをすぐに修正して、自己最長となる5試合連続マルチヒットをマークした。大谷が起点となり3連打で2対2の同点に追いついた。
7回、ドジャースは8番・J.アウトマン(26)がツインズ3人目、広島・ロッテでプレーしていたJ.ジャクソン(36)から今季1号の勝ち越しアーチ。するとベンチに戻ってきたアウトマンを大谷が祝福し、球種なども通訳なしに教えてもらっていた。
そして、大谷の第4打席、カウント2-1から4球目、真ん中に入ってきた85マイル(135キロ)のスライダーを逆方向へ。しっかりとスピンのかかった打球はレフトギリギリに飛び込む3試合ぶりの3号ホームラン。打球速度は171キロ、飛距離は114m、打球角度は38度と高く上がった打球となった。
大谷は5打数3安打1打点で今季初の3安打をマーク、打率は.345と上昇、この試合を含め、直近5試合でのヒットは11本、その内、長打は8本と完全に調子を取り戻した。