![タイガー・ウッズ、朝イチの練習ラウンドでキレあるショット連発 マスターズ期間84年ぶり日食も【伊藤隆佑の現地リポート】](/assets/out/images/jnn/1103103.jpg)
11日(日本時間)に開幕するゴルフの4大メジャー大会の一つ、マスターズ。現地で取材する伊藤隆佑TBSアナウンサーが、開幕までの4日間、最新情報などを報告する。(第2回)
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84年ぶりの『日食マスターズ』
世界最高の夢舞台マスターズが開催されるオーガスタからの最新情報。まずは、アメリカで特別番組も放送されるほど超話題の皆既日食について。マスターズの現場でもピークの午後3時過ぎには太陽の約80%が隠れる『部分日食』が鑑賞できるとして特別にコラボサングラスが配布され、私も空を見上げて神秘的な光景を楽しみました。ちなみに、マスターズ期間中に日食が観測されたのは1940年の最終ラウンド以来84年ぶりとのことです。
復活を懸けるタイガー
そんな中、日食が始まる前の朝一番から練習ラウンドを行ったのはマスターズ5度の優勝を誇るタイガー・ウッズでした。7日に前半9ホール、8日は後半9ホールをチェック。特に時間を割いていたのは、各ホールでグリーンを外したことを想定したリカバリーやアプローチ練習でした。まだ昨年のマスターズ後に手術した右足首の状態は万全とは言えないかもしれませんが、随所にキレのあるショットを連発していました。
歴代王者の松山英樹は公式会見
では、注目の日本勢。松山英樹選手は昨日テキサスでの試合を終えてからオーガスタへ移動してコースには正午過ぎに到着。部分日食は午後2時前から約2時間半ほど続き、プレーするには影響ありませんでしたが、松山選手はラウンドは行わずに練習場でショットとパットを確認。その後、午後3時から公式会見に臨み、「2021年の優勝は嬉しかったし、もう1度その場所に戻れるように頑張りたい」と、2度目の優勝へ向けて決意を語りました。
2023年欧州ツアー新人王の久常涼
続いて、マスターズ初出場の久常涼選手もテキサスでの試合後、移動して即練習。解説の今田竜二さんと取材すると、3月にオーガスタナショナルを事前に訪れコースをチェックしたそう。その際の印象は「テレビで見ているのと違ってスコアが出るイメージが全然作れなかった」と全米屈指の難易度の高さに舌を巻いていました。さて、次回はタイガー・ウッズやディフェンディング王者ジョン・ラームの公式会見の内容などをお伝えします。