![史上4人目のマスターズ連覇狙うJ.ラーム「数少ない選手の1人になったら最高」 松山英樹は久常涼にアドバイス【伊藤隆佑の現地リポート】](/assets/out/images/jnn/1105214.jpg)
11日(日本時間)に開幕するゴルフの4大メジャー大会の一つ、マスターズ。現地で取材する伊藤隆佑TBSアナウンサーが、開幕までの4日間、最新情報などを報告する。(第3回)
【写真を見る】史上4人目のマスターズ連覇狙うJ.ラーム「数少ない選手の1人になったら最高」 松山英樹は久常涼にアドバイス【伊藤隆佑の現地リポート】
タイガー・ウッズの出場は?!
2日後に開幕するマスターズ。現地オーガスタでは今日9日、注目選手の公式会見が行われました。まずタイガー・ウッズ選手(48、アメリカ)は右足首の手術の影響について「痛みはもうない。それよりも背中や膝など他の部分に負担がかかり、長時間の歩行や立った状態での持久力が足りない」と話しました。一方で、優勝への期待について「すべてがうまくいけば、あと1勝できる。それ以上説明が必要かい?」と5度のマスターズ王者は笑顔を見せました。
2連覇を目指すジョン・ラーム
続いては史上4人目のマスターズ連覇が懸かるジョン・ラーム選手(29、スペイン)。過去マスターズを連覇したのは、ジャック・ニクラウス、ニック・ファルド、タイガー・ウッズの3人のみ。公式会見では「2度以上優勝している数少ない選手の1人になったら最高です」と謙虚に語りました。それでも、ラーム選手は、過去7回のマスターズ出場で昨年の優勝を含む5度のトップ10フィニッシュでコースと抜群の相性を誇るため、連覇の期待が高まります。
PGAとLIVの競演
しかし、ラーム選手は昨年末にサウジアラビアの政府系ファンドが支援するLIVゴルフに電撃移籍したこともあり今年はLIVの5試合のみ。ゴルフファンの方ならご存じかと思いますが、昨年はラーム選手とブルックス・ケプカ選手(アメリカ)の優勝争いがPGA対LIVという構図だったのに、今年は『LIVのラーム』なんです。PGAとLIVの二極化が進む中でマスターズ開幕前の新聞や雑誌の表紙はラーム選手一色。果たして2大勢力の行方はどうなっていくんでしょうか。
日本の松山&久常は揃ってコースチェック
一方、日本の松山英樹選手(32)と久常涼選手(21)は一緒に前半9ホールをラウンド。松山選手は久常選手にグリーンでの「傾斜の使い方」などを伝えたそうです。コースを熟知した松山選手の実践的アドバイスを受け、久常選手は4日間のカップ位置を想定した練習。「傾斜が強いのでうまく使うこと、外す位置を含めて」と入念にチェックしました。さぁ、次回はいよいよ開幕直前!日本選手の最新情報や現地解説・今田竜二さんの見所をお伝えします。