猫と暮らしていると、不意に体をぐい~っと伸ばしている動作をよく見かけます。猫らしい仕草のひとつですが、猫はなぜ伸びをするのでしょうか。本記事では、猫がうう~んと「伸びをしている」ときのキモチについて解説します。
猫がうう~んと「伸びをしている」ときのキモチ
猫がする特徴的な仕草のひとつに、ぐい~っと全身を伸ばしている様子がありますよね。とても猫らしい仕草だと思いますが、この仕草をしているときの猫のキモチはどのようなものなのでしょうか。
そこで今回は、猫がうう~んと「伸びをしている」ときのキモチについて解説します。
1.リラックスしたい
愛猫が飼い主の近くに寄ってきて、寝転がるように「伸び」をすることはありませんか?
猫がコロンと横になって伸びをするのは、リラックスしている証拠です。飼い主の側で伸びるときは、飼い主の側にいて安心していたり、甘えたりしているのです。
2.柔軟性を保ちたい
猫の体は柔らかく、しなやかですよね。その柔軟性を保つために体を伸ばすことがあるようです。人間でいう「柔軟体操」のようなもので、かたまった関節や筋肉を伸ばしています。
3.眠い
寝起きだけでなく、眠いときにも「ぐ~」っと伸びをすることがあります。
何度も繰り返し伸びを繰り返しているときは、眠気を我慢しているのかもしれません。あまり刺激しないように、そっと見守るようにしてあげてくださいね。
4.気持ちを切り替えたい
私たちが何か作業中に伸びをするように、猫も気持ちを切り替えるために体を伸ばすことがあります。
遊びの途中で伸びをしたり、興奮しているときに落ち着くため伸びをしたりと、猫によって場面は様々です。
飼い猫がどんな時に伸びをしているのか、観察してみるのも面白いかもしれませんね。
猫の体が「伸びる」のはなぜ?
猫の体は想像以上に伸び、そして縮みます。猫が「液体」と呼ばれるのもわかるくらいに、その体は柔らかくできていますよね。
猫の体が伸びるのは、関節の可動域が広いからです。猫の両脇を抱え持ち上げてみると、びよーんと伸び、体の2倍くらいの長さになります。
猫の体は人間よりも骨が多く、骨を繋いでいる「じん帯」と「椎間板」そして「皮膚」がとても柔らかく作られています。
また、腸が短く脊柱で内臓を支える必要が無いため、お腹が伸びても平気な体をしているのです。
まとめ
今回は、猫がうう~んと「伸びをしている」ときのキモチについて解説しました。
猫が伸びをしている姿は、リラックスしたり気持ちを切り替えようとしているときに見ることができます。
器用に手足を伸ばしたり、床でコロンと横になって伸びている姿はとても可愛いですよね。伸びているお腹をつい撫でてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、その仕草は猫にとってはとても大切な行動です。猫が安心して伸びができるように、静かで落ち着いた環境を維持するように心がけましょう。
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