モスバーガー(モスフードサービス)は、テリヤキバーガーの新作「新とびきり 謹製 とろったま照りやき ~北海道チーズ~」を、5月22日から7月中旬にかけて期間限定で販売する。これに伴い、5月16日、都内本社にて新商品発表会が開催。マーケティング戦略や新商品の特徴が紹介された。
2024年度におけるモスバーガーのマーケティング方針は「和ごころエンジョイ」。30~40代の男性を基本ターゲットにしつつ、30~40代女性とその子供となるα世代、Z世代を含んだ若年男女を強化ターゲットと位置づけ、旬の彩りで心と時間がゆたかになる食体験を提供することを目指している。
1973年、日本のハンバーガーチェーンにおいて、初めて「テリヤキバーガー」を発売したのがモスバーガー。テリヤキバーガーの元祖といえるモスバーガーは原点に立ち返り、パティ(肉)の魅力を最大限まで引き出すため、通常のテリヤキソースよりも香りが強い専用テリヤキソースを開発した。豆みそと米みそに加え、熊本製造の赤酒や高知県産の生姜ペースト、青森県産のりんご果汁などの国産素材などを使用することで、パティに負けない味わいのソースを目指したという。“謹製”という商品名には、「50年以上の時を経て“新顔”となる本商品を開発するにあたり、心を込めて丁寧にソースを仕上げた」という思いが込められている。
現在は和風バーガーの代表格として人気の高い「テリヤキバーガー」だが、発売当初の売れ行きは芳しくなかったそう。上席執行役員商品本部長の安藤芳徳氏は、「当時のテリヤキという言葉には、魚料理の照り焼きのイメージが強くあった。そんな状況を変えてくれたのは、当時の女子高校生たち。食に対して先入観がなかった高校生たちが、素直にテリヤキバーガーのおいしさを評価してくれて、口コミなどで紹介してくれたおかげで多くの方から支持をいただくきっかけになりました」と説明した。
そんな誕生エピソードから、高校生を対象とした先行無料試食会を、第一号店であるモスバーガー成増店で開催する。5月21日17時30分から、先着50名の高校生に無料で新商品を提供するイベントで、17時30分から整理券が配布予定。待機列の状況によってはそれを待たずに配布する場合があるとしている。
また、果皮をシロップに使用した「はちみつレモン ジンジャーエール〈瀬戸内レモン果汁0.3%〉」と「まるごと!レモンのジンジャーエールwithはちみつレモンソース〈瀬戸内レモン果汁0.3%〉」、葛を使った夏向けの“溶けないアイス”である「ひんやりドルチェ葛トロピカル~パイン&マンゴー~」と「ひんやりドルチェ葛ベリー~いちご&ブルーベリー~」も、「新とびきり 謹製 とろったま照りやき ~北海道チーズ~」が発売される5月22日より同時発売される。9月中旬までの期間限定販売となる。