西村泰彦宮内庁長官は定例の記者会見で皇族数が減少している現状について、「活動が制約を受け、わが国にとってよろしくない」という認識を改めて示しました。
西村宮内庁長官はきょう午後の記者会見で皇室の存在について、「常に陛下がおっしゃっていますように、皇室というのは国民と常に苦楽をともにし、国民の幸せを祈る、そういうご存在でありますので、それを様々なご活動を通じて実践されているのが、今の皇室の皆様方だと思います」と述べました。
その上で、「皇族の方の数が少なくなっていけば、そうしたご活動が制約を受けることになりますので、それはやっぱりわが国にとってよろしくないというふうには思います」との認識を改めて示しました。
皇族数の確保策については、女性皇族が結婚後も皇室に残る案を中心に衆参両院の議長や各党の代表者らによる会議が始まっています。
額賀衆院議長は6月末の今の国会の会期中に意見のとりまとめを目指したいとしています。