猫が『窓の結露』を舐めさせてはいけない4つの理由 ただの水と侮るなかれ

2024-05-26 17:00

猫によって好きな水の飲み方が異なります。お皿からしか飲まない子、水道の蛇口から直接飲む子など、個性豊か。そして窓の結露も同じで、光の反射や水の温度など、何かしら気に入るポイントがあると舐め続けるようになる猫もいます。しかし窓についた結露を猫が舐めるのは、なるべくやめさせるべき行為といえるもの…。そこで今回は結露がNGな理由4つと、舐めさせないようにする工夫について解説します。猫の飼い主さん必見の内容です。

猫が『窓の結露』を舐めさせてはいけない4つの理由

窓際のイケメン猫

1.カビや細菌が付着しているから

結露は湿った環境でカビや有害な細菌が繁殖しやすいため、猫がこれらを舐め込むと、衛生上・健康上に悪影響を与える危険性が懸念されます。

また猫の体は小さく、カビの影響を人間よりも受けやすいことも考えられるため、猫の健康を守るといった点で、結露は舐めさせないよう注意する必要があります。

2.大気汚染物質が付着しているから

窓には大気中の排気ガスや粉じんなどの汚染物質、花粉などが付着しています。内側はであれば付着している量は少ないかもしれませんが、ゼロではありません。

とくに都市部に住んでいる場合は、排気ガスや工場からの煤煙などの有害物質が結露に付着している可能性は十分に考えらるでしょう。

一見無害に見える結露ですが「汚染されているもの」と思い、猫への安全を配慮してください。

3.洗剤や塗料の残留物が付着しているから

窓の清掃時に使用した洗剤や、窓枠の塗装の際の塗料の残留物が、結露に溶け出すこともあります。

少量舐めてしまった程度での健康リスクは考えられにくいですが、継続的に結露をなめるという猫は注意が必要です。

また清掃の際はなるべく拭き残しがないよう、窓のサッシまで丁寧にふき取り作業をしましょう。

4.ホコリやタバコが付着しているから

結露には、室内に浮遊するホコリ(ハウスダスト)やタバコの煙も付着しています。

ハウスダストにはダニ・カビ・花粉などが含まれ、アレルギー症状を引き起こすリスクがあり、タバコはさまざまな有害物質を含んでいるため、猫に悪影響を及ぼす危険は十分に考えられるでしょう。

結露を舐めさせないことはもちろん、日ごろから部屋の掃除をこまめに行い、喫煙は屋外でするように心がけるのも大切です。

猫に結露を舐めさせないための対処法は?

窓のふき取り掃除

結露をこまめに拭き取る

結露がでているのに気づいたら、小まめに結露を拭き取りましょう。結露を放置すると、カビやホコリが付着しやすくなります。

結露防止シートを使用する

市販の結露防止シートを窓に貼ることで、結露の発生を抑えることができます。結露がたくさん出てしまう家庭は、積極的に活用してみましょう。

室内換気を良くする

結露は室内の空気が外気よりも暖かいことで発生しやすくなります。こまめに換気を行い、室内の湿度が外気よりも暖かくなりすぎないようにしましょう。

カビが生えた場合はすぐに除去する

カビを発見したら、市販のカビ取り剤などを使用して除去しましょう。カビを放っておくと不衛生なだけでなく、においの原因にもなります。

新鮮な水を常に置いておく

猫が結露を舐めないように、室内には清潔な水を常に用意しておきましょう。猫は汚れた水は飲まないので、水は最低でも1日に1回は取り替えてあげます。

2重窓にする

経済面で余裕があれば、窓を2重窓にするのも良いでしょう。

二重窓とは窓を二重構造にしたもので、内窓と外窓の間に空気層を設け、断熱性を高めた窓です。メリットは外側と内側の間に空気の層があるため、結露の発生を大幅に削減すること。

我が家は2重窓ですが、サッシに結露が少々出るものの、窓自体に結露は出ません。ただしリフォームには数万円必要なので、ある程度の予算が必要です。

まとめ

窓の結露を見る猫

愛猫の健康を守るためには、窓の結露は舐めさせないのが賢明といえます。

ただの水滴に見える結露の中には、今回紹介したようなさまざまな危険な物質が含まれている可能性が高いためです。

多少舐めてしまったからといって大事に至るとは考えられにくいですが、水入れや給水機の水よりも結露を好んでなめる場合は要注意です。

愛猫のためにも、ぜひこの記事を参考に、しっかりと結露の予防対策を立ててあげてください。猫の健康と安全を守ることが、飼い主の責務のひとつです。

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