政府は、去年1年間で新たに53件の特定秘密を指定し、全部で751件になったと発表しました。
政府は、2014年に施行された特定秘密保護法に基づき、外交・防衛・スパイ防止・テロ防止の4分野に関する国家機密を「特定秘密」に指定しています。
政府が閣議決定した、去年1年間の特定秘密の指定・解除の状況に関する報告書によりますと、▼新たに指定された特定秘密は53件、解除となったのは4件で、▼特定秘密の総指定件数は751件となりました。
また、今年4月に防衛省が発表した、海上自衛隊と陸上自衛隊の特定秘密の漏えいは、報告の対象期間外でしたが対応状況が報告書に記載されました。
政府関係者は、「我が国の機密保全体制に対する信頼を大いに損なう事案だったから」としています。