有機フッ素化合物の「PFAS」をめぐり、環境省と国土交通省は全国の水道事業者などに対して、これまでの水質検査の結果などを9月末までに報告するよう要請しました。
伊藤信太郎 環境大臣
「全国の水道事業者等に対して、水質検査結果の報告等を依頼した」
人体に有害な可能性が指摘されている「PFAS」をめぐっては、岡山県吉備中央町の浄水場から暫定目標値の28倍もの濃度のPFASが検出されました。
環境省と国交省は都道府県や全国の水道事業者などに対し、▼2020年度から今年度にかけてPFASの水質検査をしたかどうか、▼検出された場合の最高濃度、▼検査をしていない場合はその理由などについて、9月末までに回答を求めました。
今回の調査は給水人口が5000人以下の小規模な水道事業者も対象としていて、小規模事業者にも対象を拡大した調査は初めてです。
環境省は調査の結果をPFASの暫定目標値の見直しの検討に活用する予定です。