EU=ヨーロッパ連合は、ロシアの侵攻を受けるウクライナと正式に加盟交渉を始めました。
EUは25日、ルクセンブルクでウクライナとの加盟交渉の最初の会合を開きました。
加盟交渉はEUが承認した手続きの枠組みのもとに進められ、司法改革や汚職撲滅などについて、EUの基準に達したと判断されるまで交渉が続けられます。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、「歴史的な瞬間だ。我々はここまでたどり着くのに懸命の努力をしてきた」とコメントしています。
ウクライナは2022年2月のロシアによる侵攻開始直後に加盟を申請し、異例の速さで「加盟候補国」になりましたが、ロシアとの戦闘終結が見通せないなか、加盟交渉の長期化は避けられないとみられます。
また、EUは、ロシア軍が駐留する親ロシア派支配地域を抱えるモルドバとの加盟交渉も始めています。