海外の猫好きにも大人気!『日本猫』ってどんな猫?4つの豆知識 日本原産の純血種っているの?

2024-07-17 20:20

近年、海外でも絶大な人気を集めている「日本猫」。知っているようで知らないその実態について、詳しく紹介します。

1.日本猫のルーツは中国

ねずみを見つめる猫

そもそもの日本猫のはじまりは、奈良時代にまで遡ります。中国から経典を輸入する際に、ネズミ対策として一緒に船に乗せられたというのが有力な説です。しかし長い歴史の中で少しずつ役割が変化したことが、いろいろな文献から判明しています。

平安時代には宮中に上がるほど人々から重宝され、貴重な愛玩動物として首輪をつけて飼われることもあったそう。しかし江戸時代に入るころには、本来の役割である「ネズミ対策」のために再び解放されることとなりました。

しかしこれはあくまで一説であり、日本猫がいつ誕生したのかは今もって明らかになっていません。

2011年に長崎県壱岐市のカラカミ遺跡で行われた調査では、日本猫のものと思われる骨が発見されました。当時の猫の役割までは分からないものの、弥生時代から日本猫がいた可能性が浮上したのです。

2.純血種はほとんど残っていない

階段をのぼるシャム猫

犬には「柴犬」「秋田犬」など日本原産の純血種が多数存在していますが、残念ながら日本猫の純血種はほとんど残っていません。というのも、第二次大戦後にシャムやアメリカンショートヘアなどの洋猫が日本に輸入されたからです。

とくにシャム猫が日本全土で流行となった影響で、日本猫との交配が盛んになりました。猫は元々繁殖力の高い動物ですが、ネズミ対策のために放し飼いにされていたことも原因といえます。そもそも当時は「純血種」という認識がほとんどなかったこともあり、保守しようという動きもありませんでした。

しかしこの状況を危ぶんだ動物学者「平岩米吉」が昭和46年に種の保存を呼び掛けたことで、やっと「日本猫」の定義が定まります。結局のところ純血種の日本猫がどれくらい残ったのかは今もって不明ですが、現在、一般的に呼ばれる「日本猫」は、正確にいえば「日本猫をルーツとした雑種」ということです。

3.海外で「純血種の日本猫」が誕生

ジャパニーズ・ボブテイル

悲しい運命をたどってしまった「日本猫」ですが、意外な場所で急展開を迎えます。海外に輸出された日本猫を元に、「ジャパニーズ・ボブテイル」と新しい猫種が誕生したのです。これは1960年代、アメリカ人ブリーダーである「エリザベス・フローレット」が、日本を訪れたことから始まります。

初めて日本猫を見たエリザベス・フローレットは、丸い尻尾が魅力的だとして、自国で交配を始めたのです。

1976年にCFAが「ジャパニーズ・ボブテイル」を正式に認定してからは、世界各地で人気を集めました。よって、海外では「ジャパニーズ・ボブテイル」が純血の日本猫と捉えられています。

ちなみにエリザベス・フローレットが丸い尻尾に魅了されたのは、海外では長い尻尾の猫が主流だったためです。丸い尻尾は劣性遺伝ですが、品種の条件として「尻尾が約7.5cm以下であること」「尾の骨は必ず1つ以上のキンク(かぎしっぽ)になっていること」などが掲げられています。

4.毛色のバリエーションが豊富

ブロック塀を歩く三毛猫

特徴的な尻尾に注目が集まった日本猫ですが、多種では類を見ないほどカラーバリエーションが豊富なことでも有名です。

日本猫のカラーには、以下のようなものがあります。

  • 白猫
  • 黒猫
  • キジトラ
  • 茶トラ
  • サバトラ
  • サビ猫
  • ブチ猫
  • 三毛猫

人気の「茶トラ」「三毛猫」をはじめ、べっ甲を由来とする「サビ猫」のカラーもかなり独特といえます。カラーによって性格が異なることでも有名です。三毛猫はほとんどオス、サビ猫はほとんどメスというのも、猫好きの間ではよく知られる知識ですね。

まとめ

ジャパニーズ・ボブテイル(三毛猫)

今回は、海外でも人気の高い「日本猫」について解説しました。

特徴である短い尻尾も、カラーバリエーションの豊富さも、「日本猫」ならではのものです。ちょっぴり繊細で気難しいところも魅力といえるでしょう。

正式な品種としての「日本猫」はほとんどいませんが、「ジャパニーズ・ボブテイル」として海外からも愛されているのです。

関連記事

猫が飼い主に感謝している時にする10の仕草
「雨の中で震えていた赤ちゃん猫」を保護したら…幸せあふれる『現在の様子』が感動的すぎると反響続々「長生きしてね泣」「感謝しかない」
顔には酷い傷『険しい表情で警戒する野良猫』を保護…2年後の『幸せな表情』に自然と涙が出ると89万再生「大号泣」「本当に良かった…」
猫が人間に『好影響』を与えること5つ
猫が足を噛む6つの理由と対策

  1. 商業ビル居座りのクマ1頭を駆除 青森市中心部で 約300m離れた駐車場でもクマが目撃…別の個体の可能性あり 引き続き注意
  2. 【 ゆりやんレトリィバァ 】米ランジェリーブランド「Victoria’s Secret」のオーディションに挑戦〝なんだって可能だってことを証明したい〟
  3. 「記録的な増収増益」キオクシア最終利益5544億円で過去最高を更新 背景にAI向け大規模データセンターの建設ラッシュ
  4. 「日本は重要視している国の一つ」平将明前デジタル大臣が新型AI「クロード・ミュトス」開発企業の幹部と会談 「全面的な協力」を確認
  5. 【独自】ブレーキかけずに複数の事故 東京・江戸川区の観光バス事故 街路樹ぶつかり電柱に突っ込む 男性運転手「事故のことはよく覚えていない」 警視庁
  6. 【こんなことある?!】走行中の車に鳥が向かって来て・・、衝撃的なハプニングが発生!!
  7. 「AIスマートメガネ」で認知症患者の自立支援  紅茶作りから歯磨きまで… 「自信を取り戻す助け」に【地球を笑顔にするWEEK】
  8. 警視庁航空隊に新型ヘリ2機が就航 レオナルド式AW139型「おおとり1号」「おおとり7号」に 従来機より積載量が増加 災害救助や事件事故も出動
  9. 東京・八王子などでハンターがクマのパトロールを実施 春のパトロールは初めて
  10. 【速報】再審制度見直しの刑事訴訟法改正案を国会に提出
  1. 【松本明子】 車いす姿の写真を公開「歩けるようになるまであと一踏ん張りですね」
  2. マクドナルドが「ちいかわ」ハッピーセット発売 4個の数量制限と「購入券」制度導入で大きな混乱なし 昨年の転売問題受け
  3. 青森市中心街にクマ ホテルが入るビルに出没 現場には規制線… 猟友会が周囲を警戒も 警察や市が対応にあたる
  4. 【 工藤静香 】「ファンの方にいただいたこの梅味が美味しくて! 他の種類もゲット!笑」お気に入りのスナック菓子を大人買い
  5. 【 美川憲一 】B'z松本孝弘から傘寿の祝い「エルメスのヒョウ柄ブランケット」を喜ぶ 〝欲があることが元気の源〟
  6. 東京都「はしか」緊急ワクチン接種へ 72時間以内にはしか患者と接触した人が対象 感染拡大受け無料で実施
  7. 「同じ学年の仲間に誘われた」逮捕の16歳少年 少なくとも2人が逃走中 高級外車を使用した可能性も 栃木69歳女性強盗殺人事件
  8. “日本売り”の「トリプル安」 株式・国債・円がそろって売られる 補正予算の編成検討との情報受け日本経済に警戒サイン
  9. マッチングアプリで誘い出し…“ぼったくり”事件 グループトップの男ら2人を再逮捕 これまでの被害総額は8500万円か 警視庁
  10. キオクシア決算 最終利益5544億円の黒字 AIブームで半導体メモリー需要増
  11. 【W杯】森保一監督「最終的にメンバーを決めたのは午前11時ごろ」 目を赤くし三笘薫ら選外の選手への思い語る
  12. ナフサ高騰、日本化学工業協会会長「価格上昇がどの程度続くかわからない」