日本大学重量挙部の幹部が、入学予定の学生にウソをついて不正に金銭を徴収していた問題で、被害額は10年でおよそ4000万円に上ることが関係者への取材で分かりました。
【動画】日本大学重量挙部の不正徴収 10年で被害額は約4000万円 大学は幹部の刑事告発を検討 例年3~5人の奨学生にうそを伝えていた
日大によりますと、重量挙部の幹部は、入学予定の新入生で授業料などを免除されている学生から「免除は2年目から」などとウソを伝え、不正に金銭を徴収していました。
大学はこの幹部の刑事告発を検討しています。
文部科学省は、日大に、詳しい調査や被害者への返金などを行うよう口頭で指示していますが、関係者への取材で、被害額は去年12月までの10年間でおよそ4000万円に上ることが分かりました。
日本大学は、不正徴収がそれ以前にもあったか、この幹部に説明を求めています。
重量挙部への入部者は例年十数人で、授業料などを免除される奨学生はそのうちの3人から5人ほどだということです。