■MLB ドジャース 7×-6 レッドソックス(日本時間21日 ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地のレッドソックス戦で「1番・DH」で出場し、4打数1安打で打率.315、5試合連続安打をマークした。本塁打王を争っている2位ブレーブス・M.オズーナ(33)がカージナルスとのダブルヘッダー2試合目で2打席連続ホームラン、27号・28号を放ち、大谷との差は1本となった
4年連続の出場となった17日のオールスターゲームでは、3回の第2打席で日本人初の“柵越えホームラン”を放つなど、好調をキープ。
後半戦勝利でスタートを切ったドジャース、この日は試合前にヒップホップユニットの「Creepy Nuts」がドジャースタジアムで生演奏を披露した。
大谷はレッドソックス先発、2年連続2ケタ勝利をマークしているB.ベイオ(25)と対戦。昨季対戦し、5打数3安打と相性の良い相手、1回の第1打席、試合前に登場した「Creepy Nuts」の「Bling-Bang-Bang-Born」で打席に向かった。カウント0-1からの2球目、スライダーを捉えたが打球が上がらずファーストゴロ。
3回の第2打席、1球目のチェンジアップにタイミングが合わずにファール、カウント1-1から外角低めへのチェンジアップに完全に体勢を崩されて、サードファールフライに打ち取られた。
1対2とリードされた6回、先頭打者で迎えた第3打席、カウント2-1から外角低めのスライダーを強振せずにコンパクトに逆方向へ。左中間へのツーベースでチャンスメイクした。ここから1死一、二塁のチャンスを作ると4番・T.ヘルナンデス(31)の打席で2塁走者の大谷は大きくリードを取るとベイオが素早い牽制球、大谷もヘッドスライディングで帰塁し、何とか戻った。するとT.ヘルナンデスがライト前へヒットを放つと、大谷はスタート良く飛び出して、同点のホームを踏んだ。さらに5番・A.パヘス(23)が犠牲フライを放ち、3対2と逆転に成功した。
しかし、7回、中継ぎ陣が打ち込まれ、3対4と再び逆転された。その裏、2死一塁で大谷の第4打席、レッドソックス2人目、左腕のC.ブーザー(32)と対戦。カウント1-1からの3球目、外角低めのスイーパーにハーフスイングでストライクを取られた。そして、4球目、外角高め95マイル(153キロ)のストレートに差し込まれてサードフライに倒れた。
ドジャースは3対4の8回、1死満塁とチャンスを作ったが6番・M.ロハス(35)が止めたバットにボールが当たり、ピッチャーゴロ併殺打。最大のチャンスを生かせなかった。
しかし、9回、K.ヘルナンデス(32)がレッドソックスの守護神、K.ジャンセン(36)から6号同点ソロ、そして、1死から9番・Cテイラー(33)がツーベースで出塁。ここで大谷を迎えたがレッドソックスベンチは申告敬遠。本拠地ドジャースタジアムで大ブーイングが起こった。
4対4の延長で迎えた10回、ドジャースはE.フィリップス(29)が3番・T.オニール(29)に2打席連続となる18号決勝ツーランを浴びた。それでもその裏、5番・パヘス、7番・K.ヘルナンデスがタイムリーを放ち、6対6の同点に追いついた。
レッドソックスは延長11回オモテ、2死一、二塁の場面で吉田正尚(31)を代打で起用。カウント1-2からシンカーに詰まらされサードフライに倒れた。
ドジャースはその裏、2死三塁で大谷の第6打席も申告敬遠、ここのチャンスに2番・W.スミス(29)がサヨナラタイムリーで連勝。ドジャースは今季4度目のサヨナラ勝ちとなった。
大谷は4打数1安打で打率.315。5試合連続安打をマークした。本塁打リーグ2位のブレーブス・M.オズーナ(33)がカージナルスとのダブルヘッダー2試合目で2打席連続ホームラン、27号・28号を放ち、大谷との差は1本となった。