■MLB ドジャース 9-6 レッドソックス(日本時間22日 ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地のレッドソックス戦で「1番・DH」で出場し3打数1安打(1本塁打)1四球で打率は.315。日本人選手初の4年連続30本塁打をマークした。レッドソックスの吉田正尚(31)は3打数1安打1打点1死球で打率は.260。ドジャースは今季最多となる6本塁打で勝利、3連勝となった。
前日はサヨナラのチャンスで2打席連続の申告敬遠、今季の得点圏打率は.231ながら警戒されている。1回、レッドソックスは2番、オールスターで決勝アーチを放った“MVP男”のJ.デュラン(27)が先制の12号ツーラン。
その裏、大谷の第1打席、レッドソックス先発はK.クロフォード(28)、昨季対戦して、4打数無安打。2球で2ストライクに追い込まれると、3球目、外角高めのストレートに空振り三振、3球三振に倒れた。それでもチームは2死からF.フリーマン(34)が16号ソロ、さらに5番・G.ラックス(26)のタイムリーツーベースですぐに同点に追いついた。
2対2の3回、大谷の第2打席、カットボール、スプリットでカウント1-2と追い込まれると、4球目、内角低め148キロのストレートに差し込まれてレフトフライ。大谷は打った瞬間に悔しそうな表情を見せ、クロフォードの投球術に抑え込まれた。しかし、ホームランダービー優勝者の2番・T.ヘルナンデス(31)が13試合ぶり、4年連続となる20号ソロで3対2、1点を勝ち越した。4回には5番・ラックスが2試合連続となる5号ソロ。
5回にも先頭の9番・A.バーンズ(34)が今季1号ソロ、ここまでドジャースが4本のホームラン、波に乗りたい大谷の第3打席、カウント2-1から真ん中低め138キロのカットボールを完璧に捉えると打球は衝撃音を残してスタンドへ。大谷も“確信歩き”で打球を確認。打球速度187.8キロ、飛距離144.1m、角度28度の完璧アーチ。4試合ぶりとなる後半戦初アーチとなる30号、日本人選手初の4年連続30号となった。
全米中継でレジェンドのカーショウ(36)がインタビューを受けると「いつものことだよ、信じられない。あんな打球見たことないよ」と笑顔で答えていた。
7回の第4打席、2死走者なしでレッドソックス2人目C.アンダーソン(36)と対戦。メジャー8球団を渡り歩いたベテランのボールを良く見ていき、四球を選んだ。チームは8回にケガから復帰のJ.ヘイワード(34)にも5号ツーランを放つなど今季最多の6本塁打で勝利、後半戦3連勝を飾った。
大谷は3打数1安打(1本塁打)1四球で打率は.315。日本人選手初の4年連続30本塁打となった。レッドソックス吉田は3打数1安打1打点1死球で打率は.260となった。