愛猫と飼い主さんは、まるで親子のような関係で結ばれています。愛猫が、ときおり「野生」を忘れているように見えるのは、守ってくれる飼い主さんがいるからなのでしょう。本記事では、そんな野生を忘れているかのような猫の姿を、3つのシーンに分けてご紹介していきます。普段の愛猫の様子を振り返りながら、ぜひご覧ください。
1.ちょっとヌケてる行動を見せるとき
猫はソファやキャットタワーといった、高い場所で寝ることを好みますが、寝ぼけてずるりと落ちそうになっているシーンを目撃すると、つい笑みがこぼれることでしょう。
安心しきって眠っているために、思わぬ方向に寝返りをうってしまったのかもしれません。
その後、まるで何事もなかったかのように再び眠りにつく姿にも、笑わせてもらいます。
ヌケている行動が垣間見えるのは、寝ているときばかりではありません。
クローゼットの扉の上などに、後先を考えずに登ってしまい、飼い主さんに「降りられないよー」と訴える強者もいます。
どことなく被害者のような雰囲気を漂わせる猫ですが、飼い主さんが助けてくれることは想定済みなのでしょう。
2.ブラッシングに喜んでいるとき
猫は自分の舌を使って毛づくろいすることができますが、頭の上や首周りは、どうしても手入れが行き届きにくいものです。
そんなときにも頼れる存在なのが、やはり飼い主さんです。
ブラッシングが気持ちのよいものだと覚えた途端に、まどろんだ顔をして、飼い主さんから接待を受けるのです。
なかにはブラシを見せるだけで、飼い主さんのところに駆け寄って、おねだりし始める猫もいます。
野生では考えられない状況ですので、飼い主さんの愛にどっぷり浸かっているとしか言いようがありません。
特に、毛が抜ける頻度が高まる春や秋の「換毛期」は、ブラッシングが一段と忙しくなりそうです。
3.飼い主さんから片時も離れないとき
猫は本来単独行動を好む生き物ですので、飼い主さんにべったりくっついている猫は、野生とはかけ離れていると言えるでしょう。
飼い主さんを母猫と思っていることが、主な理由と考えられています。
お風呂をのぞき込んできたり、トイレのドアの前で出待ちをしてみたりと、一緒にいるための手段は選ばないようです。
筆者の実家には、筆者の父親を好きすぎる猫がいるのですが、父親がその猫の名前を呼ぶと、どこにいても一目散に駆け寄ってきます。
野生を忘れているというのはもちろんですが、もはや「猫」を越えて、忠実な「犬」のようにさえ見えてきます。
ほどよい距離感を意識しながら、愛猫をそばで見守ってあげましょう。
まとめ
猫が、完全に野生を忘れているように見えるのは、飼い主さんの存在が大きく影響しているのでしょう。
高いところから降りれないときも、ブラッシングの接待を受けたいときも、いつだって飼い主さんが優しく対応してくれます。
そんな飼い主さんの沼にはまり、片時も離れようとしない猫もいるほどです。
これからも、少しヌケている行動もまるごと包み込んで、我が子のような愛猫を守り続けましょう。
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