けさ発表された6月の実質賃金が27か月ぶりにプラスに転じたことを受け、林官房長官は「賃上げの明るい動きが明確になってきた」と述べました。
林官房長官
「実質賃金がプラスとなったのは令和4年3月以来27か月ぶりであり、賃上げの明るい動きが明確になってきたとの認識をしております」
林官房長官は午前の会見でこのように述べるとともに、実質賃金がプラスに転じた要因として「ボーナスなど特別に支払われた給与が前年同月に比べプラス7.6%と、大きく増加したことが寄与している」と分析しました。
さらに、中小・小規模企業にも賃上げの流れが確実なものになるよう、「労務費の価格転嫁や労働生産性の向上を政府を挙げて全力で支援し、賃上げの実感を確かなものとしていきたい」と述べました。