愛猫が飼い主さんに見せる態度は、いつも気まぐれで自由そのものです。一緒に寝るかどうかもその例外ではなく「昨日までは寝てくれていたのにどうして?」と寂しく感じる日もあるかもしれません。今回は、愛猫が「そばで寝てくれない」場合に考えられる理由を、3つご紹介していきます。単なる気まぐれとは限らない、猫なりの思いに触れてみてください。
1.お気に入りの寝床が変わりやすいから
猫は、お気に入りの寝床を見つける達人です。
専用のベッドはもちろん、キャットタワーなどの高いところから見下ろせる場所や、段ボールなどの狭く暗い場所を好みます。
さらに、猫の様子をよく観察してみると、毎日同じ場所で寝ているとは限らず、ベストポジションは常に一定ではありません。
ときどき電化製品の上で寝る猫もいますが、発火のリスクには気を付けたいものです。
コンセントを取り外しておいたり、そもそも近づけないように対策したりする必要があるでしょう。
2.快適な温度とかけ離れているから
寒い季節は寝てくれるのに、暑い季節に入った途端に添い寝がなくなるのであれば、単純に「暑さ」が原因といえるでしょう。
猫は寒さに弱く、冬は飼い主さんの体温で暖を取ることを好む傾向にあります。
しかし、夏の暑い季節は、添い寝は暑苦しく感じるため、涼しい場所を選ぶことが多いです。
床や廊下など、比較的風通しのよい場所が選ばれやすく、猫は常に快適な温度を求めていることがよく分かります。
ちなみに、筆者の愛猫の場合は、筆者が冷感素材のベッドで寝ていることが功を奏して、夏場も一緒に寝てくれる日もあります。
3.遊びを優先しているから
室内飼いの猫は、比較的飼い主さんの生活スタイルに合わせているため、寝る時間も一緒の場合も多いことでしょう。
しかし、猫はもともとは夜行性なので、夜に運動会が開催されることも珍しくありません。
頻繁(ひんぱん)に開催されると、寝てくれない寂しさよりも、寝不足による不満が勝ってしまいそうです。
もしお悩みの場合は、寝る前に遊ぶ時間を10分〜15分程度取り、愛猫の体力を消費させるのも有効的です。
それでも解消されない場合は、寝室のドアを閉めて、愛猫といったん物理的な距離を取りましょう。
もしかして嫌われている?
普段から問題なくコミュニケーションが取れているのであれば、あまり心配する必要はなく、前述した理由に当てはまる場合が多いでしょう。
愛猫なりの理由がありますので、自分の都合ばかりを優先して、無理に添い寝をさせようとしても、猫のハートを掴むことはできません。
「愛猫が寝たいときに一緒に寝る」というスタンスで、尊重してあげましょう。
さらに猫は、添い寝中にイヤな思いをすると、そばで寝るのを避けることもあります。
愛猫が一緒に寝てくれた際には、誤って押しつぶしてしまわないように、余裕を持った距離感を取り、安全性の確保に努めましょう。
まとめ
猫は、快適な温度下で寝ることを最優先しており、常にベストな寝床を探しています。
寒がりなため、冬は添い寝してくれやすいですが、夏場は暑苦しさから、一緒に寝ることを敬遠されることもあるでしょう。
普段から信頼関係が築けていると感じられるのであれば、あまり嫌われているのか心配する必要はありません。
一緒に寝ることを無理強いせずに、気持ちに余裕を持って対応してあげましょう。
添い寝が成功した際は、愛猫を誤って押しつぶすことがないように、十分お気をつけください。
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