半導体大手のキオクシアホールディングスが、当初目指していた10月中の上場を見送ることがわかりました。
東芝の半導体事業が前身で、スマートフォン向けの記録用の半導体などを手がけるキオクシアホールディングスは、今年10月中の上場を目指していました。
関係者によりますと、キオクシアは上場時の時価総額を1兆5000億円以上に設定していましたが、10月中には目標に届かないと判断したため、上場を見送るということです。
一方、上場を目指す方針に変更はなく、時期については市況の動向を見極めて判断することにしています。
キオクシアの上場をめぐっては、2020年にも東京証券取引所から承認を受けましたが、その後、事業環境が悪化したため、直前で延期する事態となっていました。