子どもに多くみられ、咳が長引くマイコプラズマ肺炎の東京都の患者数が過去最多となりました。
東京都によりますと、都内の25か所の医療機関に今月22日までの1週間に報告された「マイコプラズマ肺炎」の患者数は70人となり、1医療機関あたり2.80人でした。7月最初の週は、1医療機関あたり1人を下回っていましたが、この時と比較すると、およそ4倍で、現在の統計が始まった1999年以降、最も高い値となっています。
「マイコプラズマ」という細菌への感染で引き起こされる「マイコプラズマ肺炎」は子どもに多くみられ、発熱や長引く咳が特徴です。
今年に入ってからの患者数の累計では、10代以下が90%以上を占めているということです。
都は、こまめに手を洗い、咳やくしゃみの症状がある場合にはマスクを着用することなどを呼びかけています。