ドイツの連邦検察は、すでにスパイ容疑で逮捕されている中国の情報機関の職員に対し軍需産業で働く関係者の情報などを伝えていたとして、新たに中国人の女を逮捕しました。
ドイツ連邦検察の発表によりますと、スパイ容疑で逮捕されたのは、東部ライプチヒ近郊の空港などで物流サービスを提供する会社に勤務していた中国人の女です。
女は去年8月から今年2月までの間に、ドイツ国籍の男に軍事装備品の輸送や防衛企業の関係者の情報を繰り返し伝えていた疑いが持たれています。
ドイツ国籍の男は中国の情報機関の職員で、EU=ヨーロッパ連合の議会の情報を中国の情報機関に伝えたスパイ活動の疑いで今年4月にすでに逮捕されています。