生姜は、人間にとっては好ましい薬効作用がある食材ですが、一方で猫に対しては必ずしも好ましい食材であるとはいえません。そこで今回は、猫に生姜を与えても大丈夫なのかという点について解説します。
猫に生姜は少量であれば与えても問題ない
結論として、少量であれば猫に生姜を与えても問題ありません。
食材として流通している生姜は薬効作用のある香辛野菜の地下茎です。
一見すると猫に有害そうな食材に思えますが、実は猫に対して中毒を引き起こす成分は含まれていないため、少しの量であれば猫が食べても大きな問題はありません。
ただし、与え過ぎは厳禁です。ほどほどの量を意識することが大切です。
猫に「生姜」を与えることで期待できる効果
生姜はビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富な食材です。それに加え、生姜には「ジンゲロール」「ショウガオール」「ジンゲロン」という3種類の辛味成分も有しています。
これらの辛味成分は、血行を促進し体を温めてくれる他、免疫力向上、抗酸化作用、老廃物の排除などの効果もあります。猫においても、これらの作用は期待できると考えられます。
猫に「生姜」を与える際の注意点
上記で『少量であれば猫に与えても問題ない』と述べましたが、それはあくまでも少しの量の場合。大量に、もしくは継続的に与えるのは好ましくありません。
あまりに多くの生姜を猫に与えてしまうと、胃腸が過度に刺激されて嘔吐や下痢などを誘発させる恐れがあります。
嘔吐や下痢は猫の体に負担をかけてしまう恐れがあるため、なるべく避けたいところ。どうしても猫に生姜を与えたい場合は、ほんのひとかけ程度の量に留めましょう。
猫に「生姜」単体を与える必要はない
そもそもの話となりますが、猫に生姜を与える必要はまったくありません。もちろん、生姜を与えることで得られるメリットはいくつかありますが、それが猫にとって絶対に必要なものではありません。
基本的に猫が必要とする栄養は総合栄養食のキャットフードで補えます。健康的な生活を送るうえで、生姜は必須ではないのです。猫にとって生姜はそこまで害がある食べ物ではありませんが、積極的に与えるメリットも乏しいのが実情です。
ただ万が一、愛猫が誤って生姜を食べてしまったとき慌てる必要はありません。しかし、下痢や嘔吐のリスクがあるため、しばらく様子を見守ってあげましょう。もし何かしらの異変が起きたら早めに動物病院を受診されることをおすすめします。
まとめ
今回は、猫と「生姜」について解説しました。
生姜は、猫にとってそこまで有害な食べ物ではありません。多少食べてもそこまで猫の健康に影響を与えることはないでしょう。
ただし、与え過ぎは禁物。大量に摂取してしまうと胃腸が刺激されて下痢や嘔吐を誘発させる恐れがあります。
今回の記事を参考に、猫に生姜を与えるときは少量を意識しましょう。
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