■第78回国民スポーツ大会(11日、佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)
女子800m日本記録保持者の久保凛(16、東大阪大敬愛高)が800m予選を走り、2分5秒65でフィニッシュ。2位と3秒以上の差をつけ、全体トップで決勝進出を決めた。
800mの前に行われた100mでは+3.5mとこの日は風が強く、レース後「風つよー」と漏らした久保は「今シーズン最後の800mが明日の決勝になるので、自己ベストを出して終わりたい」と自身の日本記録(1分59秒93)更新を目指す。
「このあとしっかり身体のケアもして、明日万全の状態で臨みたいです」と意気込み、「ガチガチになった部分もあるので、リラックスしてリズム良く走りたい。うどんを食べてリカバリーしていきたい(笑)」と笑顔をみせた。
7月の記録会で19年ぶりに日本記録を更新した久保。来年9月の東京世界陸上を目指し、勢いに乗る“スーパー高校生”が日本記録更新、さらには参加標準記録(1分59秒00)を狙う。
今年4月のU20アジア選手権(1500m)で金メダルを獲得したドルーリー朱瑛里(16、津山高)は、1組で挑んだが先頭を走るもゴール手前で転倒。2分16秒49の組6位だった。