本記事では、保護猫カフェのオーナーが保護猫がどんな場所や状況から救い出されるのかについて解説します!
はじめに
保護猫とは、何らかの理由で住む場所や世話をしてくれる人を失い、保護された猫たちのことを指します。
保護猫を助ける活動は、日本全国で多くのボランティアさんによって行われており、その努力のおかげで多くの猫たちが新しい家族に出会い、幸せな生活を送ることができています。
しかし、保護猫について興味関心がある方が増えたもののまだまだ知らない方も多く、啓発が足りていなのが現状です。
本記事では、保護猫カフェのオーナーが保護猫がどんな場所や状況から保護されるのかについて解説します!
1. 野良猫からの保護
野良猫は、都市部や田舎問わず様々な場所で見かけますよね。
彼らは道路脇の茂み、公園、ビルの隙間などあらゆる場所で生活しています。
多くの野良猫は元々飼われていた猫やその子孫であり、外の世界で自立して長生きしていくのは難しいと言われています。
また、野良猫が地域トラブルの元になることも多いのです。
人馴れしている野良猫は虐待される恐れもあり、病気や怪我をしている猫や小さな子猫、人馴れをしている猫などが優先的に保護されることが多いです。
また、保護ではありませんが野良猫の避妊去勢をし、耳をカットしてその場に戻す『TNR活動』も野良猫を減らすために欠かせない活動です。
耳カットがある猫を見たら、この活動を思い出していただけると幸いです。
2. 飼い主からの保護
飼い主からの保護というのは、様々な理由で飼育を続けることができなくなった猫を保護団体が引き取ることを指します。
飼い主が高齢で世話ができなくなったり、病気や経済的な事情で猫を手放さざるを得なくなったケースなどが存在します。
また、引っ越しや家族の変化(例えば子どもが生まれるなど)も、猫を手放す理由となりえるでしょう。
このような猫たちは、人間との生活に慣れているため、再び家庭に迎え入れられる可能性が高いですが、飼い始めた猫を手放すことがなるべく無いように、迎える時は慎重に考えること、また、万が一手離すことになった場合の里親候補を自分たちで見つけておくのが飼い主の責任と言えるでしょう。
3. 多頭飼育崩壊現場からの保護
多頭飼育崩壊とは、一人の飼い主が適切に管理できないほど多くの猫を抱え、健康管理や環境が劣悪な状況に陥ることを指します。
このような状況では、猫たちが栄養不足や病気にかかりやすくなり、最悪の場合猫が死亡する、猫同士の共食いになるなどの悲劇に発展します。
また、異臭や騒音などが発生し近隣や不動産オーナーとのトラブルになることも多々あり、非常に緊急性が高い問題です。
多頭飼育崩壊では飼い主が認知症になっているなど社会的な支援を必要としていることが多く、猫の問題だけに留まりません。
猫の保護ももちろんですが、行政や団体が密になって原因を調べ、問題を根本的に解決していくことが求められます。
4. ブリーダー廃業からの保護
ブリーダーの廃業は、猫の保護活動においても重要な課題の一つです。
繁殖を専門に行っているブリーダーが、経営困難や高齢などの理由で廃業する場合、飼育していた猫たちが行き場を失うことになります。
このような猫たちは、商業目的で飼育されているため、健康管理が行き届いていないことが多いのです。
保護団体や動物愛護団体は、廃業するブリーダーから猫を引き取り、適切なケアを行いますが、近年ブリーダーと愛護団体を名乗る組織が絡んだ保護猫を利用した悪質なビジネスも多発しています。
保護猫を迎える時は、団体がどういった経緯で保護しているのかしっかり調べることが大切です。
終わりに
保護猫は、様々な背景から保護され、新しい家庭を探しています。
どのケースもそれぞれの困難を抱えていますが、保護猫活動を知ることで、寄付や保護猫カフェに遊びに行くと言ったことで、どんな人でも保護猫活動を支援することができます。
もし猫を飼うことを考えているなら、ぜひ保護猫カフェや保護団体からの譲渡を検討してみてください。あなたの支援が、1匹の猫の人生を大きく変えることができるのです。
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