ドジャースは日本時間29日に行われる第3戦を前に、ニューヨークのヤンキースタジアムで練習を行った。前日会見を終えグラウンドに姿を見せたD.ロバーツ監督(52)が、大谷翔平(30)の現状を明かしてくれた。
「オオタニはちょうど今、球場に到着したと思います」と語り、この日のメニューについて「これからバッティングゲージに入って治療を受けて、バットを振る予定」と教えてくれた。さらに「昨日は少し痛みがあったが、今日はトレーナーが『彼の調子が良く、力強く感じる』と言っていました」と話した。
指揮官は「オオタニは素振りをした。そのことを聞いているので、明日(第3戦)彼が出場できるのではないかと強く感じています」と期待を滲ませ、「今すぐバッティングゲージでオオタニのスイングを見たいね」と力を込めた。
27日第2戦の7回、2死一塁の場面で大谷は二盗を試み、スライディングした後に苦悶の表情を浮かべた。現地の中継局ではトレーナーとのやり取りで「肩っすね、肩。(どっちの肩?)左」という音声も聞こえ、スタジアムは一時騒然となった。
ドジャースとヤンキースによるワールドシリーズ。第1戦はF.フリーマン(35)が劇的な逆転満塁サヨナラホームランでドジャースが先勝、第2戦も山本由伸(26)が7回途中1失点で初先発初勝利を挙げ2連勝。ニューヨークのヤンキースタジアムに場所を移して第3戦が行われる。