■MLB ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース ー ドジャース(日本時間31日 ニューヨーク、ヤンキー・スタジアム)
ワールドシリーズの第5戦で、ヤンキースの主砲・A.ジャッジ(32)が1回の第1打席に先制の2ラン本塁打を放った。
さらに続くチザムJrが2者連続アーチでヤンキースが初回からいきなり3得点。ヤンキースタジアムは大歓声で、先発のドジャース・フラハティは肩を落とした。
ジャッジは1死一塁の場面で、フラハティの初球ストレートを振り抜き、打球は逆方向のライトスタンドへ吸い込まれた。これでポストシーズンはドジャース・大谷翔平(30)に並ぶ3本目。
43年ぶりとなったこの“東西頂上対決”では、大谷とジャッジの“本塁打王対決”も期待されていたが、ジャッジが昨日のタイムリーで息を吹き返し、待望のWS初本塁打を放った。この日、大谷の第1打席は中飛だった。
15年ぶりWS出場のヤンキースは開幕から3連敗で、WSの歴史では3連敗から“大逆転世界一”となった例は一度もない。ブーン監督は第3戦後に「うまくいけば、その素晴らしいストーリーを作り、世界に衝撃を与えることができる」と前を向いていた。また、3連敗から2連勝の例もなく、歴史的勝利に向け、まずは主砲が会心の先制弾で勢いをつけた。