流通大手のイオンは京成電鉄と資本業務提携を結んだと発表しました。
京成電鉄は東京・上野から千葉・成田にかけて電車が走る鉄道など運輸業だけでなく、流通や不動産など幅広く事業を展開しています。
両社はともに本社を置く千葉を中心に顧客層が重なることから、互いのノウハウを活用して商業施設の開発など地域の活性化に繋げたい考えです。
具体的に発表したのは、千葉の新津田沼駅周辺の再整備と新たなランドマーク計画です。
この土地は先月、イトーヨーカドーが閉店したばかりの“跡地”です。イオングループはすでに駅の北側に出店していますが、“イトーヨーカドー跡地”にもライブ会場や映画館などを出店する予定で、若い客層を獲得する狙いがあります。
イオンはおよそ150億円分にあたる自社株0.46%を京成電鉄に割り当て、来年末までに150億円相当の京成電鉄の発行済み株式2.33%程度を取得します。