5日投開票のアメリカ大統領選“ほぼ互角の戦い”最後の追い込みでレディー・ガガさんも応援へ【news23】

5日に投票が始まるアメリカ大統領選。大接戦となっていますが、人気歌手のレディー・ガガさんも応援に駆けつける予定で、両者が最後の追い込みに全力を挙げています。

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大接戦のアメリカ大統領選　両者最後の追い込みへ

記者
「トランプ前大統領の登場で会場は総立ちです。きょう一番の歓声があがっています」

選挙の勝敗を左右する激戦州の1つ、南部ジョージア州の集会に登場したトランプ前大統領。

共和党　トランプ前大統領
「火曜日に投票に行って、戦いを終わらせよう。そうしたらパーティーの時間だ。みんな火曜日の投票でカマラをクビにして、みんなでアメリカを救うんだ」

移民問題をめぐっては、「ハリス氏は公約を破り、我々の国境を消滅させ、ギャングや犯罪者、移民を解き放った」などと発言。自らが大統領になれば「歴史上最大の国外追放を行う」と強調しました。

前回バイデン氏に投票
「国境からあらゆる移民が入ってきて、犯罪率を上げている。それが私がトランプ氏支持に変わった一番大きな理由です」

ペンシルベニア州の集会では…

共和党　トランプ前大統領
「民主党は本当に悪魔的な党だ。彼ら（民主党）は、これ（票）を盗もうと必死になっている」

トランプ氏は、当日、不正な投票が行われると述べるなど、根拠のない主張を繰り返しました。

対するハリス副大統領も激戦州へ。

記者
「ハリス副大統領の登場に、若者たちがもの凄い盛り上がりです」

ミシガン州の大学で、若者たちに向け演説しました。

民主党　ハリス副大統領
「さあミシガン、あと2日。準備はいい？」

ハリス氏はこの日の演説で、あえてトランプ氏の名前を出しませんでした。

民主党　ハリス副大統領
「私たちの選挙戦は何かに反対するためのものではありません。すべてのアメリカ人の自由と機会、尊厳ある未来のための戦いです」

対立による分断ではなく、未来のために協調を選ぶとアピールしたかたちです。

ハリス氏の支持者
「彼女は未来の子どもたち、トランスジェンダーの味方です。そして、より良い生活を求めてアメリカに来る移民の味方でもあります」

相次ぐ著名人からハリス氏への支持表明

投票に追い風となるのか、いま、ハリス氏に著名人からの支持表明が相次いでいます。

レディー・ガガさん
「投票に行くときです。ペンシルベニアで会いましょう」

最終日となる4日のハリス氏の集会には、世界的な人気歌手レディー・ガガさんやケイティ・ペリーさんらが応援に駆けつける予定です。

ビヨンセさん（先月25日）
「新しい歌を歌う時です」

歌手ではこれまでにビヨンセさんやテイラー・スウィフトさん、ジョン・ボン・ジョヴィさんらがハリス氏の支持を表明しています。

最新の支持率で、2人は、ほぼ互角の戦いを展開しています。

勝敗を決めるとみられている7つの激戦州では、トランプ氏がわずかにリード。

一方、トランプ氏優勢とされ、激戦州に含まれていない中西部・アイオワ州では、ハリス氏の支持が上回ったとの世論調査が発表されています。

最後まで両者の訴えは続きます。