今や女性の美容や健康を支えるアイテムになりつつある「プロテイン」。100円で味の“お試し”ができたり、韓国発の“お手軽”プロテインなど、新しいスタイルが女性や若者の心をつかんでいます。
【写真を見る】美容に「プロテイン」…“秋味”や“パウチ型”、「失敗しない」“お試し自販機”まで登場【THE TIME,】
飲みやすい“スイーツ感覚”続々と
ひと昔前までは、「プロテイン」といえば“筋トレのお供”というイメージでしたが、コンビニでも、サラダチキンや高タンパクヨーグルトと一緒にプロテインドリンクをよく見かけるようになっています。
街で聞くと、もはやプロテインが“食事の代わり”という若い世代も。
20代女性:
「他のご飯食べなくてもプロテインを飲んでいれば良いかなみたいな」
30代男性:
「手軽に飲めてタイパがいい」
そんな需要もあってか市場規模は年々拡大し、2024年は1292億円の見込み。(※富士経済調べ)
味も種類も続々と新しいものが出てきています。
『ドン・キホーテ』溝ノ口駅前店(神奈川・川崎市)のプロテインコーナーには、300種類を超える商品がズラリ。
「食事の代わり」というニーズに応え、腹持ちの良さを追求したプロテインもあり、和テイストの「スローダイエットプロテインあずきミルク味」(ULTORA・5189円/1kg)だったり、
ドンキ限定の「ソイプロテイン焼き芋味」(3219円/1050g)など、スイーツ感覚のフレーバーも増えています。
THE TIME,マーケティング部 原千晶部員:
「焼き芋の皮の部分の香ばしさと、優しい甘味が広がりますね。美味しい!」
さらに、女性のための“美容プロテイン”コーナーでは、コラーゲン・ヒアルロン酸・コエンザイムQ10が入っているプロテインも!
9月には化粧品でおなじみの『KOSÉ』が、「ニューリズム イーストプロテイン」(5980円/25g×14包)を発売するなど、美容プロテインの人気が高まっています。
サイトリ杉山美容クリニック院長 櫻井夏子さん:
「ひとつのプロテインの中に、ビタミンとかコラーゲンが一緒に入っているので体内の吸収効率がよくなる。そういう意味で美容プロテインの需要が今すごく高まっている」
もう失敗しない!手軽に試せる自販機も
そんな中、買って困った“あるある”なのが、「味が苦手だった」という失敗。
10代女性は「塩バニラ味とかは失敗した」と話し、20代女性も「なんか不味いときある」と失敗経験アリ。
プロテインは大容量のモノが多いので、味が合わないと持て余すことも…。
そんな声を受けて、ドンキが導入したのが“お試し自販機”です。
プロテイン売り場の一角にあり、1杯100円。ココア味・抹茶味のプロテインと、グレープ味のEAA(必須アミノ酸)の3種類を試飲できるので、苦手な味を買ってしまう心配もありません。
『ドン・キホーテ』溝ノ口駅前店 ソン・スンヒョンさん:
「自販機の設置以降に当店では、試飲してもらったプロテインの売り上げが約2倍増えた」
形を変えた“進化系プロテイン”も登場
そして今、若い世代から人気なのが、韓国発のパウチ型プロテインシェイク「SHAKE BABY」(540円)。
パウチに入った1食分のプロテインで、イチゴ・カフェラテ・ミルクティー味などが揃った女性向けの商品とあって、作り方もいたって簡単。
牛乳や豆乳(180~200ml)をパウチ容器に流し込み、あとは振るだけという手軽さです。
さらに、チョコレートフレーバーは中にチョコチップが入っていたりと、飲むだけでなく食感も楽しめる「食べるプロテイン」なんです。
原部員:
「ん、何これ、ザックザク。つぶつぶ食感も楽しめます。シェイカーがいらないのもいいですね」
他にも、商品そのものを高タンパクにした食べ物も続々登場しています。
「マ・マー早ゆでスパゲティFineFast 高たんぱくタイプ 1.6mm」(日清製粉ウェルナ・メーカー希望小売価格384円/300g)は、通常よりもタンパク質が2倍のパスタ。
鶏ささみを使用した「MUSCLE GYOZA〜マッスルギョーザ~」(信栄食品・1500円/40個入)は、タンパク質が1.5倍の商品です。
さまざまな形で展開されるプロテイン。もちろん過剰摂取には注意が必要ですが、好みの味を探してみるのはいかがですか?
(THE TIME,2024年11月12日放送より)