「元知事がんばれ」応援が活発に 斎藤元彦氏が再選「SNSは大きなポイント」 兵庫県知事選挙 あす(19日)に再び県庁へ

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-11-18 18:32
「元知事がんばれ」応援が活発に 斎藤元彦氏が再選「SNSは大きなポイント」 兵庫県知事選挙 あす(19日)に再び県庁へ

きのう投開票された兵庫県知事選。不信任、そして失職に伴う出直し選挙は劣勢と目された斎藤元彦前知事が下馬評を覆し、再選を果たしました。大逆転の背景には「SNS」がありました。

「さいとう!さいとう!」

商店街を埋め尽くさんばかりの支持者らのさいとうコールが響き渡る中、事務所に姿を見せた前兵庫県知事の斎藤元彦さん(47)。110万票あまりを獲得し、再選を果たしました。

【当選】前兵庫県知事 斎藤元彦氏
「本当にうれしく思います。県職員の皆さんとの関係も、もう一度再スタート。県議会の皆さんとも政策を前に進めていく」

感謝と決意を述べた斎藤さんの目には、涙が浮かんでいました。

議長
「不信任決議案は可決されました」

自身のパワハラ疑惑などについて百条委員会の調査を受け、今年9月、県政の停滞を理由に兵庫県議会から全会一致で不信任をつきつけられました。

最後の登庁日には県職員に見送られることなくひとり、県の庁舎を去りました。

「おはようございます」

その3日後、斎藤さんの姿は駅前にありました。繰り返し頭を下げ挨拶しますが、立ち止まることはおろか見向きさえされません。

有権者との対話を続ける中ではこんなやり取りも…

有権者
「世間的にはパワ(ハラ)セク(ハラ)いろいろ言われている。それは斎藤さんの人格やから」
斎藤氏
「私はセクハラは一切やっていません。パワハラは、指導をした中で厳しい叱責をしたことはありますけど」

「孤独」にも映る序盤の選挙戦。その流れを変えたのは、政治団体・党首の立花孝志さん(57)が知事選に出馬したことでした。

政治団体 党首 立花孝志氏
「『斎藤前知事は悪いやつだ』と思い込まされている。これは守りにいかなあかん」

SNS上では、「元知事がんばれ」と斎藤さんを応援する動きが徐々に活発化。

先週火曜日には…

記者
「三宮の中心部に来ました。大勢の人が集まっているんですが、ものすごい人だかり、そして、いま拍手が起きています」

さらに、日を追うごとに斎藤さんの姿を一目見ようと演説には人が集まるようになっていきました。

「さいとうさ~ん」

投票日前日には、その熱気は最高潮に。途中、歩道橋にも人があふれ、注意を促すためか警報音までなる混乱ぶり。大きなうねりがSNSから現実の世界へと波及していったのです。

その結果、序盤の予想を覆して斎藤さんが返り咲く結果となりました。

次点で敗れた前尼崎市長の稲村和美さん(52)は戸惑いを隠せません。

稲村和美氏
「どのような情報に基づいて投票行動を決めるのかということに、課題が残った選挙戦であったのではないか」

60代
「よかったと思います。はじめ、なんとひどい人だなと思っていたんですよ。斎藤さんを。でも、そのあと(SNSで)情報がでてきて、あ、実はこれが真実やったんかなって」
20代
「何かあったから不信任になったと思っているので。SNSでは(問題が)もうなかったことにされていたりとか、どっちが本当なんだろうと」

斎藤さんはきょう、逆転劇を生んだSNSについてこう話しました。

斎藤元彦氏
「(SNSは選挙戦で)一つの大きなポイントだったと思う。(Q.真実はSNSにある?)私はどちらが真実がある、ないとは言っていない。視聴者や県民がいろんなメディアを見てどう判断するか」

再び県政の舵を取る斎藤さん、あす「新知事」として県庁に舞い戻ります。

  1. 乳量が減るなどの症状も 牛の「ランピースキン病」 福岡の農場で国内初確認
  2. ロシア向けドローン「中国・新疆ウイグル自治区で製造」EUが証拠を掴んだと香港・台湾メディア相次ぎ報じる 中国政府「でたらめな中傷」と反論
  3. ウクライナ侵攻「新たな緊張段階に入った」ロシア大統領報道官 アメリカが長距離兵器での攻撃容認報道受け
  4. 「失業」「精神の失調」「人間関係の失敗」3つの“失”が社会問題に、中国でまた無差別殺傷事件 背景は?【Nスタ解説】
  5. 猫に『ん?』と声をかけると…まさかの『ん~』と返事する様子が可愛すぎると78万6000再生「想像以上に可愛い鳴き声」「世界一可愛い」
  6. 脳梗塞で倒れ『重度の後遺症』が残った母が…1年ぶりの『愛犬との再会』に涙が止まらないと34万再生の反響 号泣する光景に感動
  7. 猫が手を『バッテン』にしている4つの理由 顔の前、腕を伸ばして…状態によって違う?
  8. 犬に『こたつ』を使うときの絶対NG行為3選 起こりやすい重大な事故や安全に使用する方法まで
  9. 【未来リナ】14日以上も不調が続いた要因「アレルギーによる肺炎」「身体の限界を感じて怖かった」心境を告白
  10. 【がん闘病】梅宮アンナさん 「リハビリ、中々理想的にはいきませんが」 現況明かす 「結構痛いけどやるしかないなぁ〜って」
  1. 岡田真澄さん娘・岡田朋峰さん 「2025ミス・インターナショナル日本代表選出大会の総合司会を務めます」 ドレス姿で報告
  2. カニもステーキも食べ放題!?1泊2食で“ほぼ1万円”のお得なホテルビュッフェ
  3. ステンレス製車止めポールが相次ぎ盗まれる 金属狙いの窃盗事件か 下水処理施設や公園で 神奈川県警
  4. 「私たちは隣人」中国の人気書店やライブハウスが続々東京に進出 日本に住む中国人“増加”背景に
  5. 「食事はまずいし水は臭い」メンバーが明かすカンボジア生活の実態 “闇バイト”特殊詐欺Gの男4人を逮捕 高齢者中心に約10億円だまし取ったか
  6. 「報復社会」検索が急増 中国で相次ぐ“無差別殺傷事件” 江蘇省の専門学校で21歳男が刃物で切りつけ 8人死亡17人けが
  7. 【がん闘病】古村比呂さん 「PET検査無事終わりました♡」 ブログで明かす 「どんな結果でも『なんくるないさぁ』ね」
  8. 106万円の壁撤廃 日商会頭「小規模事業者にとっては非常に大きな負担」
  9. 「周りの人が会わせてくれなかった」 ストーカー規制法違反容疑で再逮捕 小嶋陽菜さんに暴行疑いで逮捕の男 警視庁
  10. 朝鮮学校の児童・生徒120人が北朝鮮へ出発 5年ぶり 平壌の行事に参加
  11. 2400万円で宇宙旅行 ゴンドラに気球を取り付けて成層圏へ アジア最大級の宇宙ビジネスイベント開幕
  12. TOKIO・国分太一さん 城島茂さんの54歳の誕生日を祝福 「こんなに長い付き合いになるとは思ってなかったけど、社長があなたで良かった!と心から思ってます!」
×