エンゲル係数なぜ高い? G7の中でも高水準に
南波雅俊キャスター:
食に関するこんなデータがあります。G7=主要7か国の「家計支出に占める食費の割合を示した」=エンゲル係数です。
【画像でみる】お弁当・お惣菜大賞 お弁当部門 最優秀賞のお弁当とは?
【G7各国の家計支出に占める食費の割合=エンゲル係数(2022年)】
・アメリカ:14.5%
・ドイツ:17.1%
・カナダ:17.1%
・イギリス:18.3%
・フランス:21.1%
・イタリア:22.2%
・日本:27.8%(2023年は29.0%)
(※OECDのデータ(飲食料・外食)から作成 / 総務省「家計調査」より)
日本のエンゲル係数の高水準について岸田前総理は3月2日の衆院予算委員会で▼物価上昇の影響 ▼食費の割合の高い高齢者世帯の増加 ▼外食や惣菜等への支出志向の高い共働き世帯の増加など、こうした事が複合的に絡んで結果としてエンゲル係数が高まっていると話しました。
お惣菜市場は10兆9827億円 どんな人が利用している?
2024年度版「惣菜白書」(日本惣菜協会)によりますと、お惣菜の市場規模は10兆9827億円だということです。
【購入頻度は?】
週1回以上53.6%
【どこで購入が多い?(複数回答)】
・スーパー93.7%
・コンビニ31.7%
【どんな時に購入?(複数回答)】
・食事を作るのが面倒47.6%
・食事を簡単に済ませたい44.7%
・すぐに食べたい43.9%
・準備する時間がない.33.8%
(マイボイスコム調べ)
共働きの方や忙しい方などがお惣菜を利用しているようです。
斎藤慎太郎キャスター:
私は共働きですので、すぐに食べたいし、準備する時間がないという理由で毎日お惣菜を食べています。
ホラン千秋キャスター:
お惣菜は安いものから高いものまでありますけど、どれも美味しいですし、疲れているとき、お惣菜がキラキラして見えます。
井上貴博キャスター:
共働きが増えればエンゲル係数が増えるのは当然だと思います。
南波キャスター:
斎藤キャスターは「すぐに食べたい」という理由だけではないそうですが…
斎藤キャスター:
栄養などを考えて食事をしたいとき、お惣菜には成分表が書いてあるので栄養やカロリーの管理がしやすいという利点があります。
多様化するお惣菜 筋トレにも効果的なお弁当?
南波キャスター:
11部門、全国約1万5000品が集結した“日本一の弁当惣菜”を決める「お弁当・お惣菜大賞2024」によりますと、お惣菜は多様化しているようです。
【惣菜部門】
・最優秀賞「すだち香る!5種のお出汁きのことれんこん(サミットストア / 258円・税別)
・特別賞「シェフ仕立てドミグラスの絶品ハンバーグセット(にしてつストア / 398円・税別)
【弁当部門】
・優秀賞「3分搗き 玄米もち麦ごはんの ねぎ塩チキン弁当(信濃屋食品 / 699円・税別)
・優秀賞「漁師めし 駿河湾産桜海老(静鉄ストア / 698円・税別)
斎藤キャスター:
「玄米もち麦ごはんの ねぎ塩チキン弁当」は低GIで高タンパク、(筋トレには)完璧なお弁当ですね。
井上キャスター:
一昔前は「ちょっと栄養が…」なんていう声もありましたが、今はむしろ栄養バランスもパーフェクトに近いようですね。