アメリカの政府高官は、ウクライナ侵攻に参加するためロシア側に派遣されている北朝鮮兵について、前線での戦闘に参加し、数十人規模で死傷者が出ているとの見方を示しました。
アメリカのカービー大統領補佐官は16日、ウクライナ侵攻に参加するためロシア側に派遣されている北朝鮮兵について、「ここ数日間、前線に移動し、積極的に戦闘行為に従事している」との分析を明らかにしました。
北朝鮮兵の死傷者の正確な人数は分からないとした一方、「かなりの損害を被っていると考えている。数十人という規模であることは間違いないだろう」と話しています。
アメリカ政府が北朝鮮兵に死傷者が出ていることを確認したのは初めてです。
ウクライナ国防省は、北朝鮮兵がロシア軍の部隊の一部に組み込まれ、ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州での戦闘に投入されていると明らかにしていました。