MLBのボルチモア・オリオールズが、巨人から海外FA権を行使しメジャー挑戦を表明していた菅野智之(35)の獲得を発表した。球団の公式Xには「Welcome to the O’s, Tomoyuki!」というコメントとともに日本語で「菅野智之投手、オリオールズへようこそ!」と投稿がされた。米メディアによると1年1300万ドル(約20億円)で契約合意しているという。
菅野は今季15勝(3敗、防御率1.67)で最多勝。最高勝率.833をマークし、投手二冠に輝くなど巨人のリーグ優勝に貢献。2020年にもメジャー移籍を目指したが成立せず、巨人に残留していて、4年越しで夢を叶えた。
オリオールズは今季ア・リーグ東地区2位で2年連続プレーオフに進出。メジャーを代表する捕手、A.ラッチマン(26)が在籍している。投手陣では今季15勝を挙げたC.バーンズ(30)がFAでチームを抜けそうだが、13勝のG.ロドリゲス(25)、10勝のZ.エフリン(30)は先発の柱として残り、ここに菅野が加わる見込み。同リーグにはヤンキース、レッドソックスと名門チームが多く注目される地区に入った。
歴代日本人では上原浩治(2009〜2011)、藤浪晋太郎(2023)が所属していた。