室内飼育の猫に見られる『死の前兆』5選 猫たちが教えてくれる“お別れ”のサインとは

2024-12-17 20:20

近年では、猫の健康や安全のため室内飼いが一般的となり、自宅での看取りも多くなっています。慢性的な病気や老齢の猫は、衰弱しながら最期を迎えるため、飼い主さんの精神的な負担も大きくなる傾向にあります。猫にどのような行動が見られたら、心の準備が必要なのかを事前に知っておきましょう。

1.極端に甘える

飼い主の膝に乗る高齢猫

猫は体調の悪化を自覚すると、本能的にどこかに隠れてひとりで静かに過ごそうとする傾向があるとされてきました。

ところが、個体差はありますがかなり衰弱が進むと飼い主さんに極度に甘えだす猫もいます。このときは、元気だったころのように足元でスリスリするとは限りません。飼い主さんの姿を見ては鳴いて、そばにいることを要求したり、フラフラと近づこうとしたりする姿が見られます。

これは、大好きな飼い主さんを、「安心できる場所」として求めている可能性があります。時間が許す限り、そばにいてあげるようにしましょう。ただし、痛みをともなう病気がある場合、撫で続けると猫が体力を消耗する可能性もあるため、直接触れるときには猫の負担にならないよう注意しましょう。

2.視線が合わなくなる

あごをなでられる老猫

猫は犬のように飼い主をみつめてアイコンタクトを取る習慣はありませんが、元気な時には、名前を呼べばこちらを向くことが多くあります。

しかし、衰弱が進んで死期が近づくと、だんだんと視線が合わなくなることが増えてきます。脱水や電解質バランスの不調から意識の朦朧が起こり、目を開けていても、空中をぼんやりと見るように焦点が合わなくなるのです。

身体にすこしでも力があれば、目を開けて「見る」ことが当たり前のようにできますが、末期になってくると、視覚に対する反応が薄れる場合があります。意識が混濁して、呼びかけても反応しないこともあるかもしれません。

3.寒いときも冷たい場所に留まる

テーブルの上で寝る猫

死期が近づいた猫には、玄関やお風呂場のタイルなど冷たい場所に行きたがる行動が見られます。猫は38〜39度前後で体温を保っています。しかし、衰弱して臓器の働きが弱くなると血圧・血液循環が悪くなり、平熱を下回る低体温と呼ばれる状態になります。

すると、今度は、必要なエネルギーを生み出すことができなくなるため、消費を最小限に抑えようと冷たい場所へ留まろうとするのだという説があります。低体温により暑い寒いなどの感覚が乱れてしまっているからという説もあります。

このケースの低体温では、臓器の機能が低下しているため、急激にあたためるとショック状態に陥る危険があります。

4.自力で排泄できなくなる

粗相してしまう猫

猫は身体が弱っても最後まで自分でトイレに行こうとする姿が見られます。ところが次第に、適切なタイミングで起きて自分でトイレに行くことがむずかしくなってきます。トイレまで我慢をするという排泄コントロールがしづらくなることも原因の一つです。

痛みや苦しさから、トイレまで自力で移動できない、排泄時に姿勢を保てない、あるいは尿意・便意を感じにくくなるなどの問題が生じるためです。トイレの外での排泄や、寝床でそのままおもらししてしまうことも出てくると、かなり重篤な状態です。

末期の状態になってから急におむつをすると、自由に動けない猫にとってはストレスの原因になります。介護がはじまったあたりから、時間を決めてすこしずつおむつの練習をしておく方がよいでしょう。

おむつの長時間つけっぱなしは雑菌の繁殖などにもつながり、皮膚トラブルの原因になります。愛猫にとって皮膚トラブルは痛みやかゆみなど大きな負担となり得ます。常に清潔にできるようケアをしてあげましょう。

5.一時的に元気になる

毛づくろいをする老猫

終末期には「中治り現象」、あるいは「ラストラリー」と呼ばれる現象があるとされています。数週間寝た切り状態だった猫が、突然元気になったように食事をしたり、ウロウロと歩き回ったりする状態で、死期が近づいたときに見られる回復状態のことを指します。

精神的に苦しい時期を過ごしていた飼い主にとって、安堵しがちな瞬間です。ところが、このときの回復は、長くは続かない場合もあります。死を目前にした身体に対して、脳から生存維持のホルモンを一斉に分泌したことで起こる一時的な現象だと言われています。

飼い主さんの希望とは裏腹に、元気な状態は長くは続かず、再び衰弱し最期を迎えることが多いため、この現象が疑われるようなことがあれば心の準備をしておく必要があります。

まとめ

猫を抱いたまま電話する飼い主

愛猫の看取りには、予測はしにくい要素が多くあります。特に慢性的な疾患で、長く介護を続けていると、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら衰弱していくため、飼い主さんの精神面でも負担もとても大きくなるものです。そのためにも、猫が最期を迎える際の経緯を知るのは、とても大切です。

今回は5つの前兆を紹介しましたが、愛猫のパターンが必ずしも定義通りにやってくるとは限りません。猫の個性のように、個体によってさまざまです。愛猫が死を迎えるときに、飼い主としてできることは「猫が安心してできるだけ穏やかに旅立てる環境を整えること」です。

どの段階で病院へ行くか、治療や緩和ケアはどこまでやってもらうか、そのまま自宅で看取るかなど、かかりつけの獣医さんとよく相談しておくことをおすすめします。

関連記事

おやつをもらうときの反応が『パパとママで違いすぎる猫』→露骨な"差"に爆笑の声続出「面構えが違うw」「明らかに耳がw」と94万再生
母親に育児放棄されてしまった子猫を保護→『5年後』の様子が……現在の姿に感動の声続出「大きくなったね」「愛してくれてありがとう」
猫が「あごのせ」してくる5つの心理
子猫とおしゃべりしてたら途中で『電池切れ』して…悶絶必至の『天国のような光景』が3万3000再生「あ〜可愛い…」「よくお眠り~」の声
新入りの子猫に戸惑いすぎた先輩猫→咄嗟に出た『衝撃の鳴き声』が43万6000再生「想像以上だったw」「ん?って思ったらww」と絶賛

  1. 横浜市で重機が川に転落 運転手の60歳男性が搬送先の病院で死亡 警察は原因を捜査
  2. 「スプリンクラーなかった」韓国・カプセルホテル火災 日本人親子の母親が意識不明の重体に ソウル中心部・明洞近く 市など緊急安全点検
  3. 同じ寿司店で『計24人発症』 2か月連続「ノロウイルス」集団食中毒 当分の間【営業禁止】処分
  4. 「日本には豊富な原油備蓄量」ベトナム政府が日本・韓国に“原油確保”支援を要請 中東情勢めぐりエネルギー供給リスク拡大
  5. 【速報】東京・品川区の星薬科大学で実験中に薬品の入ったビン倒れ男女6人けが 漏れた薬品を吸ったか 全員命に別状なし
  6. 自民党・古屋氏が頼総統と会談「中国の圧力に譲歩する必要ない」
  7. パパの膝の上にいるチワワ→話しかけてみると…上目遣いで見せた『悶絶級のお返事』が尊いと181万再生「舌チロ可愛すぎ…」「会話できてる」
  8. 【 穂川果音 】 東京タワーをバックに春ピクニック 「日差しが暖かくて気持ちいい季節だね〜」
  9. 日米が国立公園分野で協力強化へ 新たな姉妹公園提携などで合意
  10. 東京ミッドタウン、芝生広場でのんびりピクニックを満喫!新緑を楽しむイベント「MIDTOWN OPEN THE PARK 2026」が4月24日より開催
  1. 沖縄・辺野古沖で船2隻が転覆 17歳の女子高校生と船長の70代男性の2人が死亡 修学旅行中の高校生など21人が乗船
  2. 【 吉岡里帆 】 黒ドレス姿のオフショット 「新しい役で髪切りましたっっっスースーします」 ファン反響 「♥里帆さんショートも魅力的」
  3. 【 北乃きい 】 35歳の誕生日に想い 「10代より20代の方が楽しかったし、20代より30代の方が楽しいから、40代はもっと楽しいのだろうと思う。」「今から40代が楽しみだ。」
  4. 沖縄・辺野古沖で船2隻が転覆 あわせて21人が乗船、うち2人死亡 当時現場では波浪注意報が
  5. 第98回アカデミー賞 レオナルド・ディカプリオさん主演「ワン・バトル・アフター・アナザー」が作品賞に輝く 映画「国宝」は受賞ならず
  6. トランプ大統領 “7か国程度”にホルムズ海峡での船舶護衛を要求
  7. 尾崎将司さんお別れの会、青木功さん「自分の生涯のライバルはジャンボ」と別れ惜しむ、石川遼「男の中の男だった」
  8. 【 訃報 】俳優・山崎健二さん(74)死去 『軍師官兵衛』『テセウスの船』など出演
  9. 教職課程ある大学の14%が“違法状態” 児童生徒への性暴力について学ぶ機会設けず
  10. 【 加護亜依 】 「wave hair〰︎ 名古屋でお仕事してきたよ♡」 オフショットにファン反響 「お人形さんすぎる」「どんな髪型も似合ってて可愛すぎる
  11. 2023年に交際相手の女性を殺害・遺体を山梨県内の山林に遺棄した罪 男に懲役22年判決 東京地裁
  12. 【 中川翔子 】 双子の息子と〝聖地〟後楽園へ 「人生最大の夢」戦隊ショー観覧 「叶えました、夢みたい!!やったーー!超楽しかったー!!」