アメリカではコーヒーチェーン大手「スターバックス」で働く人たちが、賃金のアップなどを求めてストライキを一部の店舗で始めるなど、クリスマス商戦の時期にストライキが相次いでいます。
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スターバックスの店舗の前で「契約なしでは、コーヒーもない」と書かれたプラカードを掲げる人々。
アメリカ国内のおよそ1万店舗のうち500店舗あまりが加盟するこの労働組合によるストライキは、シカゴやロサンゼルス、シアトルの店舗で20日から始まりました。
ロイター通信によりますと、このストライキにより、およそ10店舗で営業ができなくなりました。
ストライキは24日まで行うとしていて、合意に至らなければストライキに参加する店舗は数百店に広がる可能性があります。
これに先立ち、ネット通販を展開する「アマゾン」の商品の配達を担うドライバーなども19日から賃金アップなどを求めてストライキに入りました。
東部ニューヨーク州など全米7か所の物流拠点で抗議活動を行ったということで、労働組合の会長は「ホリデーシーズンに荷物が遅れたとしたら、それはアマゾンの飽くなき貪欲さのせいだ」とコメントしています。
AP通信は、トランプ次期大統領が労働組合に厳しい態度を取るとみられることから、「労働者側はトランプ氏の就任前に成果を得たいと考えている」として、今後、ストライキがさらに増えるとの専門家の分析を伝えています。