ミャンマーの少数民族武装勢力の代理人とされる日本人の男が、核物質や麻薬を密売しようとしたとしてアメリカで訴追された事件で、男は8日、アメリカの連邦地裁に出廷し、有罪を認めました。
日本国籍のエビサワ・タケシ被告は、ミャンマーにある少数民族武装勢力の武器取引のため、ヘロインなどの麻薬や核兵器の製造に使用されるプルトニウムなどの核物質を密売しようとしたなどとして起訴されています。
アメリカ司法省は8日、連邦地裁に出廷したエビサワ被告が6件の罪を認めたと発表しました。
AP通信によりますと、エビサワ被告の量刑は4月9日に言い渡される予定で、最高で終身刑となる可能性があります。
アメリカの司法当局は、エビサワ被告が日本やタイ、スリランカなどにもネットワークを持つ「ヤクザ組織の幹部」だと指摘。
アメリカ当局の捜査官がイランの軍幹部を装ったおとり捜査で2022年に逮捕していました。