中国・蘇州市で日本人学校の送迎バスを待っていた日本人親子や案内係の女性が切りつけられ死傷した事件の裁判で、次回の公判で判決が言い渡される見通しであることがわかりました。
この事件は去年6月、日本人学校の送迎バスを待っていた日本人親子が50代の男に切りつけられ負傷し、制止しようとしたバス案内係・胡友平さんが死亡したものです。
男の初公判はきのう、蘇州市内の裁判所で開かれ、上海の日本総領事館の岡田勝総領事らが傍聴しました。
これまで中国側は動機などについて説明しておらず、男が日本人を狙ったのかどうかが焦点となっていますが、上海の日本総領事館は公判内容について「検察、被告双方の間で一定のやりとりがあった」とする一方、「判決がでるまで説明は控える」としています。
次の期日は未定ですが、判決が言い渡される見通しだということです。