北海道函館市の沿岸で座礁したタンカーを引き出す作業が再開され、タンカーが6日ぶりに現場を離れました。
【動画】座礁のタンカー「さんわ丸」のサルベージ始まる 人為的ミスの可能性含め業務上過失往来危険の疑いで捜査 函館海上保安部
記者
「午前10時50分すぎです。タンカーが沖へ向かってゆっくりと動き出しました」
函館市の沿岸で6日に座礁したタンカー「さんわ丸」は、きょう午前11時前、サルベージ船に引っ張られてゆっくりと動き始めました。今後は、沖合で損傷の程度などを確認したうえで再びえい航され、早ければあすの早朝にも函館港に到着する見通しです。
関係者によりますと、さんわ丸は座礁の直前に大きく進路を変えた際、第1管区海上保安本部から無線で注意を呼びかけられたにもかかわらず、応答していませんでした。
函館海上保安部は、人為的なミスで座礁した可能性も含め、業務上過失往来危険の疑いで捜査しています。